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昭和元禄落語心中 10(完)  ――――― 八雲と助六の物語 堂々、完結。

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昭和元禄落語心中 10(KCx)
著者:雲田 はるこ
発売元:講談社
発売日:2016/9/7











【注目キャラクター】



「正しい人間なんざァ どこにもおりません。

 だからこそ人は、己を廃して和を立てる―――――

 そういうのが、美しいんです。」




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八代目 有楽亭 八雲
「昭和最後の大名人」と称される人気落語家。住所にちなんで「向島のお師匠」とも。
常に仏頂面で、常に杖をついている。繊細かつ神経質な性格で芸事や礼儀作法には人一倍厳しく、辛辣で嫌味な物言いを多用する面を持つ一方、客人に対しては場面相応の愛想を欠かすことはない。弟子を取らないことで有名であったが、何かの気まぐれで与太郎を弟子に迎え入れる。












【レビュー】







  「オイラ 

  落語が無くなるなんざ いっぺんも考えたことねぇんだ。


  だってよォ・・・・・

  ――――― こんないいモンが無くなる訳ねぇべ。」






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都内でただ一軒残っていた寄席が焼失。
燃え盛る炎から間一髪救い出された八雲は、自分の落語に絶望しながらも、なんとか生き延びた。

それから幾日、春の東京に訪れたある日。
与太郎こと三代目助六は、小夏との念願を叶えた事を知る。

満開の桜の中、ようやく八雲に正直な気持ちを伝えようとする小夏。
そんな中、「助六」の落語が聞こえてきて、二人を温かく包むーー。

落語を愛し、落語とともに生きた八雲と助六の物語、ついに完結――!!
(作品紹介より)















―――― 落語を愛し、落語とともに生きた
                ”八雲””助六” の物語。



帯のこのコメントほど、本作に相応しい言葉はないと思います。


私はアニメから本作に出会ったため、それほど長い時間を共に過ごしてきた訳ではありません。


それでも、この最終巻を手に取り、読了した今、万感の想いを抱いております。










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正史とは違った日本、その昭和~平成を生きた数々の落語家達。


”最期の大名人”と謳われた八代目 有楽亭八雲は、最愛の友を失った心穴を埋められないまま落語の道に精進し、しかしいつしか落語と心中することを生きる目的としていました。


八雲は一番の名人であるのに、決して弟子を取ろうとしない。


それは落語の衰退に直結し、落語家の人数は減少し、常設の寄席も都内に一軒だけというところまで追い詰められていきます。


そんな八雲ですが、あるとき刑務所帰りの風変わりな若者与太郎を、どんな風の吹き回しか弟子に迎え入れます。


ここから、過去と現在を行き来し、そして未来へとつながるこの物語が巡り始めるのです。










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最終巻となる今巻では、前巻までの鬱々した雰囲気は一層され、どこまでも穏やかで清々しさ溢れる描写ばかりとなっています。


まるでこれまで落語を縛っていた”しがらみ”という名の鎖が全て解け去り、落語自身が自由を謳歌しているような、そんなイメージが全編に渡って感じられました。


しかし、そこには後生に残るものもしっかりあり、次世代へ確かに”落語”という文化が継承された達成感と安心感がありました。


まさに順風満帆。大団円と言える素晴らしいラストだったと思います。










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本作の影響もあり、現実の世でも落語は空前のブームとなっています。


落語家の人数は史上最多に登り、寄席、テレビ、アニメ、漫画、小説、様々な舞台で演じられる落語を、老若男女、様々な人々が楽しむ時代を迎えています。


来年にはアニメ第2期の放送が予定されています。


――――――― 今、”落語”がアツイ!!!











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[ 2016/09/18 22:38 ] マンガ | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

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