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3月のライオン 11   ――――― 様々な人間が、何かを取り戻していく物語。

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3月のライオン 11(ジェッツコミックス)
著者:羽海野 チカ
発売元:白泉社
発売日:2015/9/25











【注目キャラクター】



「静か過ぎんだろ 最近さぁ

 昔はさぁ もっとみんなしゃべりながら指してたんだがなぁ・・・・

 別に 無言で指さなきゃならんきまりなんてねーのにな」




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藤本 雷堂
棋竜のタイトルホルダー。口が悪く大人気ない所があるが、その放言ぶりを喜んでいるファンもいる。












【レビュー】










       「どうしたらいい!? どうしたら

       あかりさん ひなちゃん

       僕に出来る事 お金が必要

       将棋 順位戦 勝たねば

       対局 2四角 同金 同飛
 
       まずは勝たねば!!

       2二歩 タイトル戦 第三組予選

       川本家のみんな 対局数」






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川本家に自分勝手な提案をする彼女たちの父親・誠二郎に、一歩も引かずに渡り合った零。

あかり、ひなた、美咲、相米二、川本家の皆が彼の存在の大きさを感じていた…。

零が自分の幼少期から現在に至るまでを振り返ったスピンオフ「ファイター」も併録。
(作品紹介より)

















■藤本”棋竜”キャラ全開!





今巻一押しのキャラといえば、上でも紹介している藤本 雷堂しかいないでしょう!


”棋竜”のタイトルホルダーであり、宗谷の持つ”名人”位を虎視眈々と狙っている本作では珍しいギラギラした棋士です。


相手を射殺すような目と荒々しい言葉の描写が目立ち、これまでは取っつきにくさが感じられていました。










しかし、今巻の桐山との対局描写により、そのイメージはまったく一新されました!


その正体は有望な若手が大好きなかまってちゃん☆





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会話に熱中するあまり敗北を喫することもあるとか。





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そしてどんなことがあっても心が絶対に折れないという、超絶☆ポジティブシンキングが最大な武器です。





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こんな姿を見てしまったら、もう愛おしくて仕方ありません!


また目が離せないキャラが出てきてしまいました。


他の方の感想を見ると、「もっとちゃんと将棋しろ!」とか批判もあるみたいですね。


私などは、複雑怪奇な”人間”そのものとか、それら人々が織りなす”人間模様”を描くことを作者は主体にしていると考えているので、これで良いのだと思います。















■桐山、また暴走してるってよ





前巻で登場した【妻子捨男】こと川本家の父親・誠二郎


彼との対決は、桐山の突拍子もない行動により戦局を打破し、あかり達もハッキリと決別の意思を示したことで一応の決着が着いた形となりました。


これでもう彼が川本家に近寄ることはないでしょう。





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これで一件落着。


と思いきや、新たな問題が桐山達に持ち上がります。


これまでひなももの母親の役目を果たしていた川本家長女あかりが、原因不明の体調不良に見舞われるのです。





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自分が妹達を守るんだという思いを支えに長年頑張ってきたあかり。


父親の件が片付いたことで心の糸が切れてしまい、これからの人生への不安が膨らんでしまったことが原因でした。











ここで幾度となく登場してきた暴走☆桐山が再び覚醒を果たします。





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これは次巻、爆笑必至!


最近の桐山は暴走しつつも、安心して見ていられるから好きです。


桐山零よ、どんどんやってしまいなさい。















■スピンオフ『ファイター』併録





今巻の巻末に短編『ファイター』が収録されています。


これは、以前バンプ・オブ・チキンが本作とのコラボを果たしたとき、同名シングルの特典として作られた話です。











           「ぼくの隣はいつも空席だ」





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こんな一文から始まります。


学校になじめず、遠足のとき、いつも隣に座ってくれる友達がいなかった少年桐山。


私も痛いくらい心当たりがありますが、小・中学生時代、これほど恐ろしいことはありませんでした。










それでも、将棋の打つときだけは、目の前に”誰か”が座ってくれました。


碁会所などで使われる【手合いカード】を作中では、自分に居場所を与えてくれる”魔法の切符”だと表現し、桐山にとって明日へ連れて行ってくれる掛け替えのないものだと語られていました。










あるとき、”魔法の切符”で乗っている電車には、様々な人々が乗車していることに気づきます。





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お互いに意識はしなくても、【将棋】という同じ道に乗り合わせ、同じ方向に進んでいく人々。


まるで、一緒に旅をしているようです。


少年桐山があれだけ痛みを抱えていた、”誰もいない隣の席”を、青年となった桐山はもう気にする必要がありません。


これは、『3月のライオン』が始まるよりちょっとだけ前のお話です。

































【関連記事】

3月のライオン 10  ―――少年の成長を実感する前進の第10巻。(ネタバレ注意) [2014/12/03]
3月のライオン 7 [2012/03/23]
3月のライオン 6 [2011/08/03]
3月のライオン 5 [2010/11/27]
3月のライオン 1~4 [2010/09/15]
















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[ 2015/10/04 21:22 ] マンガ | TB(0) | CM(0)
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