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バケモノの子  ―――― キミとなら、強くなれる。

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バケモノの子
原作・監督・脚本 - 細田守
キャラクターデザイン - 細田守、山下高明、伊賀大介
作画監督 - 山下高明、西田達三
美術監督 - 大森祟、高松洋平、西川洋一
音楽 - 高木正勝
製作 - 中山良夫、齋藤佑佳、井上伸一郎、市川南、柏木登、中村理一郎、薮下維也、熊谷宣和
ゼネラル・プロデューサー - 奥田誠治
エグゼクティブプロデューサー - 門屋大輔、高橋望
プロデューサー - 齋藤優一郎 / 伊藤卓哉、千葉淳、川村元気
ラインプロデューサー - 和気澄賢
アソシエイトプロデューサー - 佐藤譲、伊藤整、鈴木智子
色彩設計 - 三笠修
CGディレクター - 堀部亮
美術設定 - 上條安里
編集 - 西山茂
録音 - 小原吉男
音響効果 - 赤澤勇二
音楽プロデューサー - 北原京子
キャスティングディレクター - 増田悟司
特別協賛 - SUNTORY
配給 - 東宝
企画・制作 - スタジオ地図
製作幹事 - 日本テレビ放送網、スタジオ地図
製作 - THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS(日本テレビ放送網、スタジオ地図、KADOKAWA、東宝、バップ、電通、読売テレビ放送、D.N.ドリームパートナーズ / STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS)
公式サイト - http://www.bakemono-no-ko.jp/index.html
















【注目キャラクター】



  「胸ん中で剣を握るんだよ!

    あるだろ、胸ん中の剣が!」




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熊徹
本作の主人公の一人で、九太の師匠。熊顔のバケモノ。
渋天街で猪王山と共に一・二を争う最強のバケモノ。次期「宗師」候補の一人だが、その粗暴な性格が原因で、宗師となるための条件である弟子を取ることが出来ず、嫁の来手もいない。
性格は横暴で品格もないが、身寄りのない九太を引き取って弟子にする優しい一面もある(本来、渋天街では人間を弟子にすることは禁忌とされている)。

















【レビュー】





    「成長しておるのは熊徹のほうじゃ。

    洗練されキレが増しておる。


    どちらが師匠かわからぬの。フォッフォッフォッフォツ」






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人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。

ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。

少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。

そんな中、両世界を巻き込む事件が起こり……。
(作品紹介より)

















■細田守、3年ぶりの長編オリジナル作品





細田守監督の3年ぶりの新作『バケモノの子』が7月11日より全国で公開されています。


奇しくも今年、長年日本のアニメ界を牽引してきた宮崎駿監督が長編アニメ作品からの引退を発表。


【ポスト宮崎駿】として、細田監督にのしかかる期待は以前にも増して高まってきています。


そんな中公開された本作は、これまでの長編3作品よりもヒットさせることを至上命題とされ、金・人・モノが集結した細田監督の最大の”勝負作”とも言える作品となりました。
















■細田守のスゴさ①~宮崎駿との比較





本作を語る上で、細田守監督自身の作品づくりに対しての1つのこだわりを挙げなければなりません。


それは、作品のテーマと自分の人生のテーマを一致させることです。


細田監督は自分自身を作品に投影することが本当にうまい監督だと思います。










本作のテーマは、”父と息子の関係”。 また、”師匠と弟子の関係”です。


”父” ”師匠”に当たるキャラとして登場するのが熊徹ですが、これは細田監督の身近にいた2人がモデルではないかと思います。


1人目は、細田監督の死別した実父。


このことについては、先日の記事『希望を灯(とも)す、魂の映画~アニメーション映画監督・細田守~』で述べさせていただきました。










2人目は、最初でも触れた巨匠・宮崎駿です。


2人は直接一緒に仕事をしたという経験こそありませんが、細田監督にとって宮崎監督は、“憧れ”であり、”心の師匠”との言える存在です。


元々細田監督がアニメ業界に入るきっかけとなったのが、学生の頃観た『カリオストロの城』です。


その後受けたジブリの入社試験を落ちてしまいますが、宮崎監督から励ましの手紙をもらい、今でも額に入れ大切に自宅に飾られています。


私には、圧倒的な力を持つために周囲から理解されず、更に本人の意地っ張りなために素直になれない熊徹の姿が、宮崎監督の姿と重なってならないのです。


そして、九太熊徹の動きを観察し続け、熊徹と同等の強さを身につけていった過程が、宮崎監督と肩を並べそして超えていく、という細田監督なりの宣言に感じられます。










余談ですが、作品のテーマと自分の人生のテーマを一致させることは、かなりの才能とセンスが要求されます。


興行を意識したヒット作の作り方と、自分個人の想いを正直に作品に込めることというのは、対極に位置するからです。


現に宮崎監督も数々の作品を作り続けてきましたが、結局本当の自分を投影させられた作品は、引退作である『風立ちぬ』だけです。


最期の作品でそれが出来たからこそ、宮崎監督は試写会で涙を流し、「自分の作品を観て泣いたのはこれが初めてです」という言葉を残されたのでしょう。


70才を超えた宮崎監督がようやく到達した場所に、40代の細田監督が既に立っているという事実は、細田監督が宮崎監督を超える資質を十分に持っているという証拠だと言えるのではないでしょうか。















■細田守のスゴさ②~宮崎駿との比較





またもや細田監督を語るのに宮崎監督を引き合いに出してしまいますが、2人は同じ国民的アニメ監督ですが、そのアニメーション表現には大きな方向性の違いがあると思っています。


まず、宮崎監督はアニメーター出身ということもあり、とにかく”絵を動かす”もしくは、”どうしたら動いているように見えるか”を突き詰めることに情熱を燃やす方です。


宮崎監督の代名詞である”空を飛ぶ”動きや、”走る”動き、また”風”や”水”の流れの表現からもそれを読み取ることができます。










一方、細田監督は、キャラクターの”表情”に情熱を傾けている方だと感じます。


喜怒哀楽の振り幅が大きく、描き出される数々の表情からは、キャラクターが本当に”生きている感”が伝わってくるようです。





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細田監督は絵コンテをかなり丁寧に描かれ、はやりキャラクターの表情に神経を尖らせ、何度も描き直しを行います。


アニメーター達にも、「絵コンテ通りに描いてくれ」と言うほど、自分の中のイメージを大切にされ、それを実際のアニメーションに再現することに多くの労力を掛けられます。


これが積み重なって、私達がキャラクターの一挙手一投足に釘付けとなる、”細田作品”が形成されていくのです。















■細田守の教科書





本作をより楽しむための”教科書”として、ネット番組から2つを紹介したいと思います。










たっちレディオ第221回『「バケモノの子」公開記念!ユニゾン田淵による細田守論の回』
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ユニゾンの田淵さんがリスナーを務めるネットラジオで、独自の【細田守論】を語り尽くします。


ひと癖あるその語り口からは、作品の内側をえぐり出すような”新説”が続々登場します。










【WOWOWぷらすと】細田守を語る
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wowowがお届けするトーク番組内で、アニメを長年見続けてきた”永遠の中学二年生”国井咲也と細田監督を追い続けてきた”腐女子グラビアアイドル”池田裕子、そして映画評論家・中井圭が、細田監督を多方面から分析します。


本作だけではなく、これまでの細田作品や、アニメ映画界の現状、そして【ポスト宮崎】へと議論は白熱していきます。










この2番組を見れば、キミも”細田守マスター”だ!!!























【関連記事】

・希望を灯(とも)す、魂の映画~アニメーション映画監督・細田守~ [2015/08/07]
・時をかける少女 [2010/11/06]
・サマーウォーズ [2010/03/29]





















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[ 2015/08/11 00:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)
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