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〈物語〉シリーズファイナルシーズン憑物語 ――青春に、別れの言葉はつきものだ。

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〈物語〉シリーズファイナルシーズン憑物語
原作 - 西尾維新(講談社BOX)
キャラクター原案 - VOFAN
総監督 - 新房昭之
監督 - 板村智幸
シリーズ構成 - 東冨耶子、新房昭之
キャラクターデザイン - 渡辺明夫
総作画監督 - 渡辺明夫、岩崎たいすけ
美術設定 - 大原盛仁
美術監督 - 内藤健
カラーデザイン - 滝沢いづみ
色彩設定 - 日比野仁
撮影監督 - 江上怜
編集 - 松原理恵
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 羽岡佳
音楽制作 - アニプレックス
音楽プロデューサー - 山内真治
プロデューサー - 岩上敦宏、松下卓也、久保田光俊
アニメーション制作 - シャフト
製作 - アニプレックス、講談社、シャフト
公式HP:http://www.monogatari-series.com/tsukimonogatari/











【注目キャラクター】



「良いか悪いかで言えば、もちろん良いよ。

 私が【手折 正弦】で悪いってことは、まずないさ。」



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手折 正弦
不死身の怪異を専門とする人形使い。
臥煙伊豆湖のネットワークに属していないはぐれ者で、怪異に対して美的好奇心を抱いている。
線の細い若者で、質素な服装をしている。千羽鶴ややっこさんなどの折り紙を使う。












【レビュー】





  「いつまでも続く――――。



  そんな贅沢がこの世に存在するわけがないということを
  僕は知るべきだった。

  どんな物語にも【エンドマーク】が打たれる。

  これから語る人形の話は、僕がそれを知ったという話なのだから。



  ――――だからこれは”終わりの始まり”だ。

  【阿良々木 暦】という僕が、”終わり始まる物語”だ。」

   





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高校三年生の阿良々木暦は、大学受験を控えた受験生である。

2月のある日、暦は妹と風呂に入っている時に自分の体に異変が起こっていることに気づく。自分の体が鏡に映らない。また、妹に踏まれ、骨折したはずの足の指も信じられないスピードで回復して行く。まるで、吸血鬼のように。実は暦の影の中には吸血鬼の幼女・忍野忍(おしのしのぶ)が住んでおり、彼女に血を吸わせると、しばらくの間、吸血鬼の力を得ることができる。最近、暦は忍に血を与えてはいなかったにも関わらず、まるで自分が吸血鬼になったような現象が起きている。

この謎を解くために、暦は不死身の怪異の専門家である影縫余弦(かげぬいよづる)と斧乃木余接(おののきよつぎ)に助けを求める。余弦の診断によると暦が怪異に対抗するために幾度となく吸血鬼化してきた影響で、忍の眷属としての吸血鬼ではなく、暦自身が「生まれつきの吸血鬼」になってきているらしい。そして、それを元に戻す方法は、無い。これ以上吸血鬼のスキルを使うと二度と人間に戻れなくなる……。暦は二度と吸血鬼の力を使わないと誓うのだが、その矢先にさらなる悪い知らせが入ってくる。友達の神原駿河の家に遊びに行っていた妹の火憐と月火が何者かに誘拐されてしまったのだ。
(作品紹介より)












■今世紀最高の”ロリアニメ”





<物語>シリーズアニメ最新作ということで、昨年の大晦日に一挙4話放送された本作。


出てくる少女達が全てかわいかった。


本当にありがとうございました。










ファイヤーシスターズに、斧乃木ちゃん、そして忍。




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話自体はシリアスなはずなのに、画面からあふれ出るかわいさで癒やされてしまう不思議な作品です。


基本的に会話劇なんで、話の内容と絵がまったく関係ないときが多々あります。


画面を保たせるという意図丸見えなんですが、なぜか不快感はなく、見入ってしまいます。















■そこはかなく漂う”エロス”





改めて<物語>シリーズを思い返してみると、全部エロいっすね。


女性の ”艶めかしさ” がうまく表現されています。


日常の何気ない動作はもとより、直接的なエロいシーンも隠し立てすることなく、押し出しています。


セカンドシーズンの伝説の”兄妹歯磨き”回に続き、今作の ”兄妹混浴風呂” 描写は、近年規制が厳しくなっているはずなのに 「地上波でこれあり!?」 ってぐらいのエロエロです。










『そこはかなく漂う”エロス”』と上で書きましたが、撤回します!


まったくもって、直接的過ぎる”エロス”でした。


もう『エロ』って単語を何回使ってるかわかりません。


それぐらいのエロさです。















■”メタフィクション”





今作の敵キャラである手折 正弦にこんなセリフがありました。




「キャスティングされたようでならないのだよ、私は。

 私はただ単にここでこうして、君と戦うのにちょうど良い人間だから、
 役として選ばれたに過ぎないと感じている。

 君と私の何が違う?

 お互いにやるべきことをやっているだけだろう?

 それぞれが立たされた立場で、与えられた役割で。

 私達にアドリブは許されていない。」





事件の背後に黒幕がいるということを示しているセリフですが、これはどう考えても【キャラクター】としての自分達を語っている 【メタフィクション】 構造になっています。


この【メタフィクション】という手法は、小説や映画・ドラマなど一般的なメディアなどではあまり見られることがない、アニメ・マンガ・ラノベ独特のものです。


この件についてわかりやすい解説をしてくれているWebページがあったので、ぜひ読んでいただきたい!












メタフィクション

ライトノベルとは何かということを最も簡潔に述べるなら、「現実をベースとしない虚構」であると言えるだろう。現実を描き出すことが目的である通常のフィクションとは違って、アニメやマンガの世界を描き出すことを目的とするフィクションがライトノベルである。

「アニメやマンガの世界」もまた、ライトノベル的なものと、通常のフィクション的なものがある。ライトノベルが題材とするのは、前者である。つまり、とてもややこしいことだが、ライトノベルとは「ライトノベルを描くフィクション」であると言える。

この、フィクションのメタ構造こそが、ライトノベルの特徴である。




第四の壁

演劇で、劇が演じられる舞台とそれを座って見ている観客の間にある(仮想的な)壁を、第四の壁という。劇が演じられていない間は、ここに幕が下ろされている。幕が上がると、観客はここを通じて、その先で演じられる劇を見ることになる。映画におけるスクリーンや、テレビにおける画面も同じである。

劇中の登場人物にとっては、この壁は存在せず、意識されることもないという約束事になっている。この壁は劇中から観客への一方通行であり、この壁を通して外から劇の中に何らかの影響を及ぼすことはない。また、劇中の登場人物は、あたかも自分が実在の人間であるかのようにふるまい、観客に見られているということも、自分は役者に演じられている存在だということも意識しない。これが、フィクションの約束事である。

この壁は、演出としてしばしば意図的に壊される。とくにコメディやギャグでは常套手段だ。暗黙の了解をぶち壊すのは、笑いを取る手段の一つだからである。登場人物が「観客の皆さん」と呼びかけたり、役者に固有の一発ギャグをやったり、あるいはテレビのブラウン管にぶつかるような演出や、マンガのコマをぶち破る表現など、様々な例がある。

この第四の壁を壊すことは、観客を演じられている物語から引き離し、考えさせるという効果を産む。逆に言えば、この壁を壊してしまうと、物語に熱中していた観客が現実に引き戻されてしまい、興ざめしてしまう。だからこそ、通常のフィクションではこの壁を壊さないように努め、逆にこの壁を意図的に壊すものは「難解」と形容される。




メタフィクション

第四の壁と似ているが、自分自身がフィクションであるということをネタにしたフィクションを、メタフィクションという。フィクションの中で別のフィクションが展開される劇中劇もこの中に含まれることもあるが、より狭義には、自分自身のフィクション性を自らの作品中で語ることを言う。たとえば、「俺はこの作品の主人公なんだから、これくらいのことで死ぬわけはない」とか、「この世界は実は誰かの書いたお話の中なのではないか」とお話の中の主人公が考えるなら、これはメタフィクションである。

しかし、面白いことに、このことが第四の壁を破るとは限らない。誰かがそんなことを思ってしまうことは現実にもあり得ることだからだ。「そんな風に思い込んでしまった人のお話」としてその様子をフィクションとして描くなら、メタフィクションもフィクションの枠内に入ることになる。

同じ仕掛けを使って、第四の壁を破った後にフォローを入れることで、無理やり修復してしまうこともある。ある登場人物が観客に呼びかけた時、その横にいる人物が「お前、壁に向かって何をしゃべっとるんや」とツッコミを入れることで、前の行為はフィクションの約束に戻されることになる。登場人物が約束に違反したと思い込んだだけで、物語世界が違反したわけではないということになる。

要するに、物語内現実と物語の登場人物の現実認識の間に隔たりがあろうとも、それらと観客との間に壁があれば、それはフィクションの約束の中に入っているということだ。その場合、「物語の登場人物がフィクションについて考えている」という形式になるので、メタフィクションとなる。 (iwatamの個人サイトより抜粋)













【メタフィクション】以外の部分も面白かったので、載せてます。


文量が多くなってしまって申し訳ない。


【第四の壁】 なんかは、私が大好きな佐藤竜雄監督がよく使う 「キャラクターが視聴者に呼びかける」 という具体例を挙げることができますね。


なるほど、演劇の演出手法だったのかぁ。


こうやって作品の演出方法一つにとっても、アニメはつくづく奥が深いと思います。


だからこそハマればハマるほど、その魅力はとどまるということを知らない理由なんだろうな。


















































【関連記事】

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[ 2015/01/04 04:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)
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