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『今敏 回顧展2014 in 杉並アニメーションミュージアム』に行ってきました。

メインビジュアル(低解像度)






今 敏 回顧展 2014
開催期間:2014年10月29日(水)~2015年1月25日(日)
時間:10:00~18:00
 ※入館は、17:30まで。
 ※最終日(1月25日)は、16時で閉館。
休館日:月曜日、年末年始(2014年12月28日~2015年1月5日)
 ※月曜日が祝祭日の場合は開館し、翌平日が休館。
 ※臨時休館有り。
会場:杉並アニメーションミュージアム
住所:東京都杉並区上荻3-29-5 杉並会館3階
入館料:無料
URL:http://sam.or.jp/













■突然の死去から10年~アニメーションの匠への鎮魂





類まれぬ才能により数々の賞を受賞し、将来を嘱望されていた中、2004年に病死されたアニメーション監督・ 今敏(こん さとし)




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10周忌となる今年、杉並アニメーションミュージアム にて回顧展が開かれています。


会場内では漫画家として活躍されていた頃の生原稿の展示や、監督作の上映会などが行われており、改めて今監督の残された功績の大きさと、それを失ってしまった日本アニメ界の損失を思い知りました。










私が今監督を初めて知ったのは、高校生の頃、何ともなしにレンタルビデオ店で劇場版作品 『東京ゴットファーザーズ』 を借りたことが契機となりました。




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自称・元競輪選手のギンちゃん、元ドラァグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキ、三人は新宿の公園でホームレス生活を送っていた。クリスマスの晩、ハナちゃんの提案でゴミ捨て場にクリスマス・プレゼントを探しに出かけた三人は、赤ちゃんを拾う。赤ちゃんに「清子」と名付け、自分で育てると言い張るハナちゃんを説得し、三人は清子の実の親探しに出かけるが、行く先々で騒動が巻き起こる。






それまでに観てきたアニメのどれとも違う衝撃的な作品でした。


息遣いまで聞こえそうなほどいきいきとした ”生” 感溢れるキャラクター表現。


現実の社会を舞台にしながらも、どこかファンタジー色がみられ、いつの間にかその世界観に魅了されていきました。


その後も 『千年女優』 『パプリカ』 といった作品を観ていき、私の中で今監督の作品は 【大人アニメ】 の代名詞として心に刻み込まれています。















■新発見





今回の回顧展では上記したとおり今監督の作品の展示や上映会が行なわれていましたが、その中で私がまだ触れたことがなかった作品も含まれていました。


まずは漫画作品から。


90年代に押井守原作、今敏作画でアニメージュで連載され、未完のまま長年単行本化がこれまでされてこなかった 『セラフィム 2億6661万3336の翼』 という漫画作品。




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21世紀初頭、ユーラシア大陸の深奥部で発生し、世界中に蔓延した天使病(セラフィム)。天使病は肉体の一部を変容させ感染者に強烈な幻覚を見せながら死に導く奇病である。天使病は瞬く間に広がり、それによって多くの国家が崩壊し、世界は壊滅の危機に瀕していた。各地で頻発する武装難民との衝突、浄化という名目で行われる悲惨な虐殺などで世界が混乱する中、天使病の発端を探るため、少女セラ、バスタザル、メルキオル、そして犬のバスカルはタクラマカン砂漠を目指す。






原作が押井守ということでその造り込まれ過ぎた壮大な設定は脱帽モノ。


そこに今監督の緻密な作画がプラスされ、本当にハイ・クオリティな作品となっています。


押井守が映像化を念頭に作られていたという熱の入れようで、長期連載が実現していれば、歴史に残る作品となったことは間違いありません。


残念ながら物語の序章で連載が中止されていますが、それでも面白さは今でも色褪せることなく胸を打ってきます。










続いて私が来館時に上映されていたテレビアニメシリーズ 『妄想代理人』 です。




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疲れた現代社会を癒す人気マスコットキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着く。






上映されたのは第1話のみでしたが、虚構と現実が混じりあった今監督らしい作風です。


群像劇・サスペンス・謎解きといった多くの要素が取り入れられ、結末がまったく予想できません。


ジャンル分けができない独特の立ち位置が逆に新鮮な作品だと思いました。


これは近々、全話観るしかないですね!


























■僕たちの”理想郷(ユートピア)”~杉並アニメーションミュージアム





今回初めて訪れた 【杉並アニメーションミュージアム】 ですが、見るもの全てが驚かされることばかりでした。


多くのアニメに関するテーマパークは比較的昔の作品に偏りがちな傾向になりますが、ここでは過去~現在まで満遍なく作品群が展示されており、作品の連続性(つながり)によるアニメの歴史をよく理解することができます。










また、デジタル化された資料類も豊富です。


館内の 【アニメライブラリー】 では、アニメの本編映像はもちろん、【原作】【画集】【アニメ史・文化】【技術・学習】【インタビュー集】 といった幅広くかつ、かなり深くアニメ関連のものが網羅されています。










そして、これら全ての施設が 無料 だというのです。


館内は子供達がたくさんいて、みんな楽しそうにアニメに触れ合っていました。


これには感動しました。


少子化が進む中で、アニメ業界が先細りすることなく存続していくためには、今の子供達がアニメファンになっていくことが最も大事なことです。


オタク達はどうしてもコミュニティを閉鎖的にしてしまいがちでしが、それをどんどんオープン化していって常に人・モノ・価値観を入れ替えていくことこそが私達が考え、取り組まなくてはならない課題だと思います。


それを実現するために杉並アニメーションミュージアムは理想的な場所に私の目からは見えました。




―――アニメが大好きな僕たちの ”理想郷(ユートピア)”




こんな場所が全国各地に作られればいいなと思いますし、もし出来るならば、私自身がそんな場所を作っていく力になりたいという ”夢” を新たに持ちました。































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[ 2014/11/13 03:00 ] オタク的日常 | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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