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攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone  攻殻機動隊、起動 ―――

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攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone
原作:士郎正宗
総監督、キャラクターデザイン:黄瀬和哉
監督:工藤進
シリーズ構成、脚本:冲方丁
メカニックデザイン:柳瀬敬之
画コンテ:工藤進
演出:浜名孝行
総作画監督:新井浩一
美術監督:竹田悠介、益城貴昌
3DCG監督 :井野元英二
撮影監督 :田中宏侍
音響監督:岩浪美和
編集:植松淳一
音楽 :コーネリアス
3DCGI:オレンジ
アニメーション制作:Production I.G 9課
配給 :東宝映像事業部
製作 :バンダイビジュアル、講談社、電通、Production I.G、フライングドッグ、東宝
公式サイト:http://www.kokaku-a.jp/index.php











【注目キャラクター】



「昔のガラス職人は自由がなかった。

 ガラスは政府の資金源だったから。

 ガラス職人が他の国に行くときは、両目を潰された。

 ――― 電脳は人を幸せにすると思う?」

   

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ツダ・エマ
電脳ネット・ゲームのヒットメーカーで“ティンマン”の名義で活躍していた戦災孤児の17歳。クルツが草薙素子の後任としてスカウトした新たなエージェント。












【レビュー】





 「―――私達は【独立攻性部隊】だ。

 システムから自立し、
 パッケージ化されない本当の単位としての人格を所有する。

 我々が”最優先ライン”に承認されたとき、
 スキャンダルを恐れて馴れ合う糞野郎共を一掃してやる。」

   




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戦後復興の兆しある2028年冬のニューポートシティ――。
国外カルテルの利権を巡る水の価格協定への抗議デモを見守る、草薙素子少佐率いる独立攻性部隊の姿があった。

その目の前で警備の機動隊による無差別発砲事件が突如発生。それら前代未聞の同時ゴーストハックは電脳ウィルス“ファイア・スターター”が引き金となったものだった。草薙は感染源であるサイードを特定、事件鎮圧のために銃撃する。その最中、草薙の電脳に“枝”をつけた何者かがいた。バトーたちが対象人物の元へと急行すると、そこには全身義体の少女ツダ・エマの姿があった――。

陸軍情報部ホヅミ大佐が申し出たエマの引取りを拒絶した荒巻の指示で彼女を護送・調査する草薙は、エマのゴーストへのダイブを敢行。そこには“ブリキの少女”エマと“カカシの男”ブリンダジュニア、ふたつのゴーストが存在した。彼らが目指すものは何なのか。陰謀渦巻くダブルゴーストの真相に草薙が迫る――。
(作品紹介より)












■”第4の攻殻”完結―――




昨年より順次劇場公開されてきたARISEシリーズが本作をもって完結となりました。


シリーズの発表当初は声優の交代など賛否両論ありました。


しかし4話通して観てみれば、絵・ストーリーのクオリティの高さはもちろんのこと、【攻殻機動隊】というコンテンツを錆びつかせるのではなく、更に発展させていきたいという制作側の ”熱” を感じました。


そして、これまでの完成された【公安9課】ではなく、若々しくぶつかり合うメンバーを見れたことが、何よりも嬉しかったです。











まだチームとしてまとまりができていないメンバーですが、それにより荒々しく激しいアクションだったり、徐々にお互いを認め合っていく描写というものが実現しました。




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ようやく隊として人数が揃い、初めての事件。


これからだ!という将来性をひしひしと感じられる ”Biginning感” がスクリーンに溢れていました。









何にでも言えることですが、先に進むことを止めたときに ”衰退” が始まってしまうのだと思います。


ARISEシリーズは私に守るのではなく、新しいことにチャレンジし続けることが真のクリエイティブだということを教えてくれました。


それを受け取る側である我々ファンにおいても、過去の作品に固執することなく、柔軟な思考で新しい作品達を評価していかなければならないと強く感じました。















■難解な結末・未回収な伏線




1話より因縁が深いウィイルス 【ファイア・スターター】 とその作成者である超ウィザード級ハッカー。


その手がかりとなる2人の人物を今話で、少佐達は追うことになります。




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ツダ・エマとブリンダ・ジュニア。


―――通称 【ティンマン】【スケアクロウ】


この名前や劇中のセリフなどから、『オズの魔法使い』 に登場する 【心の無いブリキの木こり】【脳の無いカカシ】 がモデルとなっていることがわかります。










この2人の逃亡劇の目的地とはどこだったのか。


感覚・体・記憶ほとんど全ての物を捨てて、2人は【ゴースト】の欠片をネットに放出します。


これが彼女達の「死んだ後も生き続ける」ということへの答えだったのか。


”生きる” とはいったいどういうことなのか。


これまでの攻殻と同様、この結末は難解であり、視聴後考え続けなければその意味を理解することは難しかったです。


しかし、これも攻殻ではお馴染みのことであり、作品は違えど ”らしさ” という一貫性を感じることができました。










結局2人が消えたことにより、【ファイア・スターター】の正体を掴むことができませんでした。


キーワードは、『クザン共和国』


少佐の過去とも浅からぬ因縁がある国から、内戦後何が出てきたのか。


今後、他媒体でもいいので是非補完していただきたいと思います。















■シリーズを通しての新しい要素




前話のレビューでも書いたのですが、シリーズを通しての攻殻の新しい要素として、まず 【水ビジネス】 の存在が挙げられます。


また、今回の事件の原点として日本など列強各国が関わった 【クザン共和国内戦】 ということも目に止まります。


水資源の貴重性については前話でのレビューの通りですし、内戦への各国の干渉についても現実の中東情勢やウクライナなどを見ていると、とても近似値があるように思えます。










列強各国が己の利権拡大を目論んで内戦に干渉していく。


この内戦が終わった後、その余波が列強国に向かってくるという流れが既視感があります。


アフガニスタン紛争~9.11テロ
の流れと一致するのです。


これは前述した現在の中東情勢やウクライナも将来そうなる可能性を示しています。










攻殻の時代(2030年)が迫っている現代において、現在進行形の問題をストーリーの中に取り込むことで、更なるリアリティと緊迫感を作品に与えることができます。


そして、問題の先を作品中に描写することで、逆に現在を生きる我々に対しての警告という役割も付与されているのではないかと感じます。















■【新劇場版】来年公開決定




今話の舞台挨拶上で、ある発表がなされました。




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士郎正宗による『攻殻機動隊』が誕生してから25年、士郎正宗の世界を押井守監督が表現した『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』からは20年。

この歴史は、Production I.Gの挑戦と成長の歴史でもありました。

そして、この歴史に続く『攻殻機動隊 新劇場版』に挑戦することをここで発表します。

『新劇場版』で“攻殻機動隊”のさらなる進化をみなさんにお見せします!


Production I.G 社長 石川光久
                             







まだまだ進化続ける『攻殻機動隊』。


この命続く限り、その行く末を見届けていく所存です。


















































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[ 2014/09/29 15:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)
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