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〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 花物語 ――君を知り、解きはなつための物語。

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〈物語〉シリーズ セカンドシーズン 花物語
原作 - 西尾維新(講談社BOX 『猫物語(白)』、『傾物語』、『花物語』、『囮物語』、『鬼物語』、『恋物語』、『花物語』)
総監督 - 新房昭之
監督 - 板村智幸
シリーズディレクター - 龍輪直征(『傾物語』)、八瀬祐樹(『鬼物語』)
キャラクター原案 - VOFAN
キャラクターデザイン - 渡辺明夫
総作画監督 - 渡辺明夫、杉山延寛(『花物語』以外)、岩崎たいすけ
構成 - 東冨耶子、新房昭之
美術監督 - 内藤健
カラーデザイン - 滝沢いづみ
色彩設定 - 日比野仁、渡辺康子(『花物語』)
撮影監督 - 会津孝幸
編集 - 松原理恵
音響監督 - 鶴岡陽太
音楽 - 神前暁、羽岡佳(『花物語』)
音楽制作 - アニプレックス
音楽プロデューサー - 山内真治
プロデューサー - 岩上敦宏、松下卓也、久保田光俊
アニメーション制作 - シャフト
製作 - アニプレックス、講談社、シャフト
公式サイト - http://www.monogatari-series.com/2ndseason/








【注目キャラクター】



「―――最初に全てを終え、

     最後に何も持っていない―――。

 それが私、【神原 駿河】の人生だ。」

   

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神原 駿河
猿に願った少女。
暦達より1学年下の後輩で、直江津高校の弱小バスケットボール部を全国区クラスにまで押し上げたスター。女子バスケット界では「神速天使」と呼ばれていた。身長は高くないが運動神経と身体能力は抜群で、自分より背の高い暦を飛び越せる程の超人的な脚力を持つ。
ひたぎとは中学以来の先輩・後輩関係であり、先述の通りヴァルハラコンビと称されるが、名付け親は駿河自身。ひたぎ卒業後は「がんばる駿河ちゃん」と名乗ったが定着しなかった。旧姓・臥煙(がえん)。
暦に「甘言褒舌(かんげんほうぜつ、暦の造語)」と称される程のプラス思考でやたらと暦やひたぎを賞賛し、勤勉で人当たりも良く爽やかな性格。
非公式ファンクラブ「神原スール」がある程後輩の女子にも好かれ面倒見が良いが、実はBL好きな腐女子。更に、同性愛者、マゾ、露出狂、欲求不満で、それらを肯定している。
スポーティーというより猥褻な印象が強く、メメからは「エロっ子ちゃん」と呼ばれたこともあった。









【レビュー】





   「誰がなんて言おうとお前は気にしなくていい。
 
   だってお前は正しいことをした訳でも、
           間違ったことをした訳でもないんだから。

   ――― お前は 【青春】 をしたんだ。」

   



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神原駿河は幼い頃に死別した母から干からびた猿の手のようなミイラを譲り受けていた。

曰く、その手に願えば、どんな願いでも三つだけ叶えられるという。しかし、その猿の手は、願いを叶える代償として最終的に身体と魂を乗っ取る怪異「レイニー・デヴィル」だった。

駿河は二度まで願をかけてしまうが、先輩の阿良々木暦・戦場ヶ原ひたぎ達の助けによって怪異に取り込まれることは避けられた。しかし、後遺症として左腕が怪力を発する毛むくじゃらの猿の手となり、駿河はそれ以来左腕を包帯で隠して日常生活を送ることになる。

それからおよそ11ヶ月が過ぎ、駿河が三年生になった春のこと、駿河は奇妙な噂を耳にする。

なんでも「悪魔様」に相談をするとどんな困った悩みごとでも解決してくれるという。
悪魔の左手を持つ駿河は因縁めいたものを感じ、「悪魔様」の正体を突き止めようとする。そして「悪魔様」がいるという学習塾跡地へと向かうのだが、そこに居たのはかつての駿河の宿敵だった。

沼地蠟花。

泥沼のようなディフェンスのバスケで定評のあった彼女は「悪魔様」として不幸話の蒐集を行っているという。
駿河はまんまと沼地の罠に嵌り、「悪魔の左手」を奪われてしまう。当初は毛むくじゃらの悪魔の手が無くなったことを喜ぶ駿河だったが、彼女の真意を聞いて考えが変わる。

悪魔のパーツを全身分集めて、取り込もうという沼地。駿河は沼地と対決することを決意する。
(作品紹介より)









■西尾維新の真骨頂『台詞こそがキャラクター』




西尾維新作品の特徴として、言葉の掛け合いが異常に多いということが挙げられます。


特に本作においてはそれが顕著でした。


反面、アクションなどの躍動感や動きが少なったため、人によってはつまらなく感じたかもしれません。







しかし、私は<物語シリーズ>で心に残ったものが最も多かったような気がします


全5話を連続して視聴する中で、キャラクター達から放たれる言葉の数々に私の頭をおもいっきり殴りつけられ、自分の奥底を抉られる思いがしました。


劇中には名言・迷言が散りばめられています。


この思いが消えない内にそれぞれ印象的だったセリフと、それに対して感じたことをつらつら書いていきたいと思います。










■【沼地 蠟花】の言葉




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「悩みなんていうのは大抵の場合、
  【時間】が解決してくれるからに決まってるじゃないか。

 悩みの正体なんてものは基本的に未来に対する不安だ。」





とんでもないことをしてしまった!と思いビクビクして過ごしていたら、結局なんでもなかった、なんてことよくあります。


ほとんどのことは”そのとき”さえ乗り切ってしまえば、何とでもなるのです。


でも、小心者の私は分かっていても心配が尽きません。


1週間、2週間、はたまた数ヶ月ずっーーと、心の奥底でシコリが残り続けてしまうのです。


私にとっては肌に合わないことですが、実際に社会に出てみると『過ぎ去るのを待つ』という方法は、処世術として大いに”アリ”だと思いしらされます。











「逃げの何が悪い。

 この世にあるほとんどの問題は逃げることで解決するじゃないか。

 逃げて先送りしている内に、問題は問題じゃなくなってしまう。

 今このときに解決しようとするから、人は苦労するんだよ。」





世間の人々の間では、【逃げる】ということがマイナスのイメージでよく語られます。


逃げちゃだけだ、逃げないで頑張って、逃げたら終わりだ・・・・etc.


でも、私は思います。


逃げずに留まってそれでダメになってしまったり、失ってしまうものもあるのではないか。


逃げたっていいじゃないか、世界は広い。


きっと君に合った場所が必ずどこかにある、だからそれが見つかるまで逃げまくってしまえ。


これが正解かどうかは、もう少し人生を歩んでみないとわかりません。










「能力をアピールする場所はいくらでもあるだろ。

 何を足踏みしているんだよ。
 
 人生に【モラトリアム】なんてないんだぜ。」





【モラトリアム】・・・・自己の確立期間。


学生時代を【モラトリアム期間】なんて言い方をするときがあります。


確かに人生には迷ったり、悩んだりする時間が必要です。


しかし、それを【停滞】だと勘違いしてはいけません。


何もしないことではなく、”トライアンドエラー”をしながらじりじりと前に進んでいくのが本来の意味だと思います。


やりたいことがあっても動いていないのであれば、それは本当のやりたいことではありません。


本当のやりたいことが見つかっている人は、動かざるをえないのです。


もし【停滞】している人がいるならば、やりたいことが見つからないのではなく、やりたいことを探そうとしていないということだと思います。















■【忍野 扇】の言葉




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「そう言えば、
 【過去】の【過】という字は、【過ち(あやまち)】と書きますよね。

 それってつまり、
 【過去】というのはすべからく過ちだということなんでしょうか。

 考えてみれば、【未来】という言葉も否定の接頭語である
 【未】が含まれていて、【未(いま)だ来(こ)ず】と書きますし。

 【人生】ってやつは
 過去も未来もネガティブなものなんでしょうか。」





人間の記憶は失敗した出来事を覚えていることで、次に同じような失敗をすることを防ぐ役割をしているといいます。


人間は長い歴史の中で、失敗が記憶の【付箋】になるように進化してきました。


そして、「人生は後ろ向きに歩いているようなものだ」という言葉があります。


後ろ向きで歩いていれば、前(未来)はまったく見えず、見える後ろ(過去)は過ちばかり。


確かにネガティブな感じは否めません。


もう少し人生において、【アメ】がほしいと思う今日このごろです。















■【貝木 泥舟】の言葉




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「好きなやつが
 お前のことを好きになってくれるとは限らないのと同様、
 嫌いなやつがお前のことを嫌いになってくれるとは限らないんだよ。

 そして、嫌われてくれるとさえ限らないんだ。

 マンガとかのキャラクターじゃないんだぜ。

 嫌なだけな人間はいない。悪いだけの人間はいない。
 
 どの方向から見ても同じ性格のやつはいないし、
 どの時点でも同じ性格なやつはいない。」





【本当の自分】ってなんだろう。


家族の前の自分、友人の前の自分、同僚の前の自分、一人のときの自分。


全部【本当の自分】なんでしょう。


表情や言葉使いや、性格が変わったとしても、それを全部含めて【自分】が構成されているのでしょう。


1つの【キャラ】で説明できる人はいません。


人は誰でも、多角的で多重的で深々しいものです。


自分が一番、自分の予測不能な行動に驚かされてばかりです。


ときに自分に絶望し、ときに自分を褒めたたえ。


そんなことを繰り返しているので、【キャラ】が統一されるなんてこと、死ぬまでありえないことでしょう。


だって、昨日の自分のことでさえ理解できないときがあるのだから。















■【阿良々木 暦】の言葉




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「結局、好かれたいやつに好かれたいキャラを
 みんな演じちゃうものなのかもしれないな。

 でも、それだけじゃいけないだろうけどなぁ。

 そんな演技をしている内に、見失うもんも、失うもんもあるんだろ。」





自然な【キャラ立ち】は自分を周囲にアピールできるチャンスだし、どんどん活用していっていいと思います。


でも、自分にはない【キャラ】を作り出していくと、どこかで無理がきてしまいます。


それを続けていけば、【キャラ】を維持していくことだけに必死になり、周囲が見えなくなっていきます。


『自分を見失う』とはこういうことなんだと思います。


自分の中から自然ににじみ出てくる【キャラ】を見つけ、それを丁寧に積み重ねていくことが大切なのかもしれません。










「少なくても1人、お前が困っている。

 そしてそれは、お前が動く理由に十分なるんだ。

 お前が困っていることは、
 お前にとって何よりも重大事件なんだぜ。」





「何の為に生きているの?」と聞かれたら、「自分の為」と答えよう。


人を助けるのも、何かを我慢するのも、仕事を頑張るのも、全ては自分の為でいいんです。


だって、”自分”の人生なのだから。















■【神原 遠江】の言葉




「薬になれなきゃ毒になれ。

 でなけりゃアンタはただの水だ。」





「空気を読め」って言葉が横行していますが、そんなことばかりしていていい事あるのかなと最近思います。


その場にあった無難な対応を続けていくと、確かに空気は壊れませんが、その人がそこにいる意味がなくなってしまうような気がします。


まるで水のように、そこにあるのに、透明で自然で誰にも気がついてもらえない存在になるんではないかと。


だったら多少空気を読まない発言をして、全員からは認められなくても、何人かはこちらに振り返ってくれるかもしれません。










「アンタの人生はきっと人より面倒くさい。

 ダルくてウザくて仕方がない。

 だけどそれはアンタが優れているからではなく、
 アンタが弱いからだ。

 アンタは一生、その弱さを抱いて生きることになる。

 願わくば、その面倒臭さをアンタが生きがいにせんことを。」





「人生がつまらない」と思ってる人は、自分が他人より優れているからではなく、自分が至らないため世の中の楽しみ方がわからないだけなのです。


世界は広くて、面白い。


それを人生80年を通して徐々に知っていく。


自分の身の回りだけを見て退屈だと思っている人はまさに、「井の中の蛙 大海を知らず」。


知らないことを知っていくことが人生の醍醐味です。


知らないことがなくなったら、また別の場所に行ってみる。


そこには必ず”未知”という名の新しい楽しみが待ち受けているはずです。











「神も悪魔も同じなんだよ。

 ゴチャゴチャ御託を並べたところで、
 人間なんて連中のオモチャだ。」





【神】という存在がいるかどうかと尋ねられれば、「いてほしい」と答えます。


しかし、既存の宗教に対しては少し懐疑的です。


私のイメージでは【神】とは”人間を超えた存在”。


【超越者】とか【高位次元体】とかそんな表現ができる隔絶したモノです。


そんな存在にとって人間は、”虫ケラ”にしか見えないことでしょう。


”虫ケラ”に慈悲の感情を持たないように、【神】も人間のことなんか何も気にしていないはずです。







【神】という存在についてライトノベル作品である『キーリ』中で言及されているシーンがあります。


中学生の頃読んで今でも印象に残っている主人公のセリフです。





「ひょっとしたら
 この惑星に神様はちゃんといるのかもしれない。
 
 それはもう完全無欠に立派で公平な人格者で、
 強い者にも弱い者にも、お金持ちにも貧乏人にも、
 ただ平等に見守るだけで決してどちらか一方を
 えこひいきして手を差し伸べることなんてことはしないのだ。

 なんてありがたい神様なんだろう。
 
 死んじゃえ。」


 (電撃文庫 壁井ユカコ著『キーリ 死者たちは荒野に眠る』より抜粋)











「難しい顔して思い悩んでいると
 賢い風に見えるけど、それは誤解だよ。

 考えればいいってもんじゃない。

 何も考えずほっこり生きているやつの方が、
 よっぽど天下を取っている。

 悩むなんてのは時間の無駄だ。

 考える暇があるなら動け。

 悩みは忘れろ。

 先に立たないようなら後悔するな。」





たぶん”考えている”だけではダメなんでしょう。


ろくなことしか思いつきません。


”動きながら”考えることで、初めて”生きた”答えが出てくるのでしょう。


まず、動く、失敗する、考察する、再度動く。


それがきっと【正解】に辿り着く最短の道なのではないかと思います。














■劇場版『傷物語』への期待




シリーズの1作目である『化物語』の前日譚である『傷物語』。


テレビシリーズと並行として製作が進められているはずですが、なかなか現在の状況が見えてきません。


『傷物語』と言えば、阿良々木暦と忍野忍ことキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの出会いと決別の物語です。


今作での直接の忍の登場はありませんでしたが、最後に数ショット姿が映し出されたシーンがありました。







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このかわいさ、まさに ぱないの!















『傷物語』を劇場で一日も早く観れることを心待ちにしております。



































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