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ピンポン THE ANIMATION   ――”ヒーロー見参 ヒーロー見参 ヒーロー見参”

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ピンポン THE ANIMATION
原作 - 松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミックス刊)
製作 - 松崎容子、植田益朗、中尾勇一、石川豊
監督・シリーズ構成 - 湯浅政明
副監督 - EunYoung Choi
キャラクターデザイン・総作画監督 - 伊東伸高
音楽 - 牛尾憲輔、オオルタイチ
プロデューサー - 岡安由夏、新宅洋平
アニメーション制作 - タツノコプロ
制作 - アニメ「ピンポン」製作委員会(フジテレビジョン、アニプレックス、京楽産業ホールディングス、電通)
放送期間 - 2014年4月 - 6月
話数 - 全11話
公式サイト:http://www.pingpong-anime.tv/








【注目キャラクター】



「…おかえり、ヒーロー。」
   

スマイイル

月本 誠(スマイル)
右シェークハンド カット主戦型。
小学校の頃から笑わない無愛想な人間を通してきた。そのため、周りからからかわれたり苛められたりするのはしょっちゅうで、その度にペコに守られて来た。ペコとの出会いで卓球の世界に入る。
冷静沈着だが、根は良く言えば心優しい、悪く言えば甘い性格であり、作中ではその点を風間や小泉から激しく非難されていた。顧問の小泉から卓球の才を見出され特訓を受ける。









【レビュー】





   「謝謝だぜ、コンさん。

   あんたのおかげオイラ一つ強くなることができたよ。

   あんたはオイラに飛び方を教えてくれた。」


   


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ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球が強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。

2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。

そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

そしてインターハイが開幕した。
(作品紹介より)









■アニメの主流に対するアンチテーゼ的演出




本作を語る上で欠かさないのが、その独特の作画です。




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現代アニメは ”クオリティ・バブル” と呼ばれ技術の進歩で、高いクオリティの作画表現が可能となっています。


ここでいう 【クオリティ】 とは一般的に、精密であったり、単純に美しい絵の作画ということです。







本作はその流れの逆をいっています。


あえて絵を崩し、線を少なくし、一見雑な作画に見えます。


しかし、一度動くとその躍動感と迫力に圧倒されてしまいます。


1話30分があっという間に毎回過ぎてしまう錯覚を覚えます。


この独特の作画は、湯浅監督の過去作 『ケモノヅメ』 でもみることができ、その成功例からも満を持して本作にも投入されたものと考えられます。




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元々 【アニメーション】 という言葉は、ラテン語で霊魂を意味する 【anima(アニマ)】 に由来しており、 生命のない動かないものに命を与えて動かすこと を意味するものです。


よく昔ながらのアニメーターの方が、


「アニメは動かしてなんぼ」


とおっしゃいますが、まさにこれを体現している現代の数少ないアニメ作品が本作だということが言えます。


”綺麗・美しい絵”というこの2010年代アニメの主流に対する1つのアンチテーゼ的な主張が本作の背後に見えるような気がします。










■アニメオリジナル要素の充実




原作の『ピンポン』は実写映画化もされた人気マンガですが、アニメ化にするにあたり、多くのオリジナル要素が盛り込まれています。


これほどの人気作であれば、原作に忠実にアニメ化するだけである程度の商業目標は達成できたことは間違いありません。


しかし、失敗を恐れず原作より進化した形で世に出したいというスタッフの心意気により、今期の ”覇権アニメ” の地位を不動とするに至ったのです。







オリジナル要素の中で私が最も心を動かれたのは、
『孔 文革(チャイナ)の救済』 です。


主人公のライバルキャラにして、卓球の本場中国からの留学生として登場した 孔 文革(コン ウェンガ) 、通称 チャイナ




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インターハイに優勝し、中国に帰還することを望んでいましたが、予選で ドラゴン に大敗し、その道が絶たれてしまいます。


そんな彼が留学先である辻堂学院の皆に慕われ、クリスマスに中国から招いた母親と共にクリスマスパーティを楽しむ第6話は、シリーズ随一のハートウォーミング回です。




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さらに極めつけは最終話です。


本編のその後を描いたエピローグで、なんと チャイナ が日本に帰化し、日本代表に選ばれるという描写があります。




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しかも ドラゴン を蹴落としてです。


なんという番狂わせ。


世界の舞台で躍る チャイナ をぜひ観たい!


”みんな大好きチャイナ” に異論は認めません。










■私的大号泣ポイント




幾度となく私の目頭を熱くしてきた本作品ですが、その中でも最も涙を抑えられなかったのは、最終話のとある場面です。


このブログでも何度も紹介してきた、あの 江上 の登場場面しかないでしょう!







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 「まいったなぁ…。俺、卓球好きじゃんよ。

 お前から離れてあちこち巡ってきたけんど、
 俺ずっとお前を探してた。

 …ごめんな、許してくれんか。

 もっかい一からやらしてくれんか…。」








一度は卓球を捨て、別な道を探すため旅に出た 江上


1年間の放浪の果て、彼は確かに ”答え” を見つけることができました。


もしかしたら彼こそ、視聴者の我々が最も感情移入できる身近なキャラクターだったのかもしれません。







江上!俺、お前のこと追っかけてきて良かったよ!!































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[ 2014/06/25 00:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)
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