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ブラック・ラグーン 10  ――猛る中国娘がロックを惑わす!?

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ブラック・ラグーン 10(サンデーGXコミックス)
著者:広江 礼威
出版社:小学館
発売日:2014/5/19








【注目キャラクター】



「ああ可哀想なミス・北京ダック。

 盗むのは彼女じゃない、
     彼女は盗まれる立場なのに!」

   

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ジェーン(ジャネット・バーイー)
仲間と共に偽札を製作、そして発行しているインド系の女性。基本的に自己中心的な言動が目立ち、またマニアックなこだわりからかベニーとも馬が合う様子。
依頼で偽札を製作していたが、その出来に満足が出来ずに延々彼らを待たせた結果、痺れを切らされてしまい、仲間が射殺される。









【レビュー】





  「結局無駄に殺されるのが、
       私の運命だったとしても―――

   とことん往生悪く足掻いてみせる。


   それが―――私の決める、『くたばり方』よ。」

   



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ロベルタ災禍後、ロックに残されたのは…

ロックに蔑みの言葉を残し、ロアナプラを去ったガルシアたち。 彼らの残した言葉にロックは己の立ち位置さえも揺らぎ始めていた。 そんな折、偽札事件のジェーンがロアナプラへ帰還する。 彼女のハッカーグループへ入団を希望する馮亦菲(フォン・イッファイ)という 中国人女性をテストするためだ。 だがジェーンは、馮の“本当の目的"をとっくに見抜き罠を仕掛けていた…。
(作品紹介より)









■実に4年半ぶりの新刊




ブラック・ラグーンの続きを読める日が来るなんて・・・・。


こんなに嬉しいことはない・・・・。







前巻のラストは、作者が全てのエネルギーを振り絞った、本当に ”力作” でした。


その巻を読み終わったとき、 もしかしてこれが最終巻になるかも 、という思いはしていました。


素人ながらこの続きを考えるのはかなり無理だろうと思いましたし、全てを出し切った感をページからヒシヒシと感じていました。







『生みの苦しみ』 という言葉がありますが、何もないところから ”何か” を創り出していくことは、自分の身を削りながらの作業であり、その苦しみはとても想像ができません。


あそこからよくここまでもってきたものだなぁと、本巻を読みながら心から感心しました。


帰ってきてくれて、ありがとう!










■褐色娘ジェーン再登場




以前別の事件でロアナプラを訪れたことがある国際的な偽札製造グループのメンバーである ジェーン が今巻で再登場し、キーパーソンの一人に抜擢されています。


ジェーン がロアナプラを再訪した理由は、自分達のグループに新しいメンバーを迎えるかどうかのテストを行うためでした。


新メンバー候補の名は、 馮亦菲(フォン・イッファイ)




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彼女には裏の顔がありました。


彼女の正体は中国人民軍のエージェントで、 ジェーン のグループに潜入することを目的としていました。


しかし、 ジェーン はそのことには既に気づいており、わざと泳がせていました。


フォン を入口にして中国人民軍のペーパーカンパニーのサーバーから情報を盗み出すことを狙ったのです。


その狙いは見事に成功。




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フォン は、失態の穴埋めとして身内である中国人民軍から口封じのために、暗殺される危機に陥ってしまいます。










■原点回帰~キャラクターと作品のシンクロ




前巻までの 【El Baile de la muerte】 は本当に強烈な印象を読者に植え付けました。


ロベルタ の強烈なキャラや、かなりバイオレンスなシーンの連続だったせいもあります。




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恐らく本作中では、これ以上の興奮や完成度の高いものはありえないだろう。


もしかしたら、『ブラック・ラグーン』という作品の今が最高潮で、後は下降していくのではないかという危惧を感じていました。


これは作中でこれまで 『夕闇にいる』 と語っていた主人公・ ロック が、自身の価値観が変わってしまったではないかと不安に思うシーンがあり、それとシンクロしています。




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          「俺は、変わったか?」







そこに現れた フォン


彼女の状況は、 ロック がロアナプラにたどり着いた境遇とほとんど同じものでした。


つまり 身内に裏切られ、母国を捨て、一人の人間として生きる ことを決めたことです。




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「私だけが、選んで決められる。

 最高じゃない、最ッ高に―――猛るじゃないよ。」








この展開は、 ロック にとっても『ブラック・ラグーン』という作品にとってもまさに
”原点回帰” でした。


ロック は、 フォン に昔の自分を重ね合わせることで、自分自身を取り戻す。


作品としては、物語を一度リセットすることで仕切り直しを行う。


閉塞感が漂ってきたストーリーにテコ入れを行い、更にそれを主人公であるキャラの心境とシンクロさせる という大逆転劇!!


『ピンチをチャンスに』 という言葉を地で行く、震えるほど物凄く激アツなリスタートとなりました!!


本当に4年半、待った甲斐あったな。
























【関連記事】

・BLACK LAGOON 9 [2009/10/22]










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[ 2014/05/31 03:40 ] マンガ | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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