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辺境の老騎士 1  死に場所を探す旅路、それが新たな冒険の幕開けだった―。 

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辺境の老騎士 1
著者:支援BIS
イラスト:笹井一個
出版社:小学館
発売日:2014/3/14







【注目キャラクター】



「でもさ、実はね。

 あれ、思いっきりびびってたんだよね。でも、死ぬ気でやった。

 できないかなーっ、無理かなーっ、死ぬかなーっ、
 て半分思いながら、いやおいらにはできるって、
 自分に言い聞かせてさ。

 なんとかできて、おいらすげーって思った」

   

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ジュルチャガ
盗賊。ある事件からバルトに興味を持ち、旅の一行に加わる。
素早い身のこなしと、馬にも負けない強靭な足、人の懐に入るスピードは誰にも負けない。









【レビュー】





「辺境の暮らしは厳しく、人の老いは早い。

 男は大柄で骨格もしっかりしているが、
    人生の晩暮にあることは隠しようもない。


 男の名はバルド・ローエン。


 再び歩き始めたその足取りは、それでも確然としたものがある。

 男のあとを追って、荷物を背負った馬も歩き始めた。

 その馬もまた老いている。


 この旅に目的地はない。

 旅の空で死ぬための道行きなのだ。」

   



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この旅は死ぬための道行きなのだ

長年仕えた領主の家に引退を願い出、騎士・バルドは旅に出た。
この世を去る日も遠くないと悟り、珍しい風景と食べ物を味わうために。相棒は長年連れ添った馬一匹の気ままな旅。
彼は知らない。それが新たな冒険の幕開けとなることを。
(作品紹介より)









■『小説家になろう』発の大人気Web小説、遂に書籍化!




Web版を昨年読み始め、かなりドハマりしたのは記憶に新しいことです。


連載途中で実生活が忙しくなり、最近は遠ざかっていたのですが。


書店に本作を初めて見たときは買うつもりはありませんでした。


多少加筆があるにせよ内容はほとんど変わらず、Web版もネット上に公開されたままだったからです。







しかし、昨日また書店で見かけたときは、思わず手に取り、気がつけばレジに直行していました。


そして読んでみると、いい。


実にいい!!


初見でなくてもその素晴らしさは遜色がありませんでした。


美しい文章は何度読んでも私に元気と癒しを与えてくれます。










■主人公が引退した老騎士




老騎士 バルド・ローエン は、人々から ”人民の騎士” と呼ばれる偉大な人物でした。


しかし、老いが隠せなくなった体や、主家を敵対貴族との抗争から守るため、一人きりで旅に出ます。


今で言う ”アラ還” の年齢である バルド の視点で語られる物語なので、全体的に落ち着いた穏やかな雰囲気が感じられます。


10代の少年・少女が主人公のスピード感溢れるハラハラドキドキの話も好きですが、たまにはこういうゆったりと読めるものもほしくなります。


そういった毛色が違う作品なので、イラストも通常の挿絵とはまったく違う、抽象的で淡い色使いの読み手の想像力を更に掻き立てるといったものが採用されています。










■グルメ・エピック・ファンタジー




作中では、仮想の世界の様々な食事が登場します。


それも作り方からその効能、また、食べ方まで詳細な描写があります。


またそれを食べる バルド の感想も、情緒豊かで、まるで身の前に映像が浮かんでくるような臨場感を感じることができます。


作者のあとがきを読むと、登場キャラクターが使用するナイフなどの道具にもこだわりをみることができ、いかに本作が 【食】 という面に力を入れているかがわかります。







物語の中の【旅】というと、 【冒険】 という面が強調されがちですが、日々様々な土地を訪れ、そこで出会う 【食】 にこそ、キャラクター達の身近で最大の楽しみがあるのだなぁと思いをはせることができます。


これからは自分も旅先での食事をもっと楽しめるように、地元ならではの料理を食べてきたいです。


”大人の旅”って気がします。

























【関連記事】

・【お薦め作品・一部抜粋編】辺境の老騎士 [2013/06/12]










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[ 2014/05/25 16:30 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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