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信長のシェフ 9 ――俺は信玄を選ばない!

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信長のシェフ 9(芳文社コミックス)
原作:西村 ミツル
漫画:梶川 卓郎
出版社:芳文社
発売日:2014/2/15








【注目キャラクター】


「去り逝く者が

 少しばかり馬鹿な夢を見てもよかろう…?」



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武田 信玄
義昭の内書(密書)を受けて上洛を決意するが、顕如からの手紙で信長の料理人(ケン)の噂を聞いて配下の秋山信友に暗殺を命じるも秋山の独断で連行されたケンの料理を気に入る。









【レビュー】





 「俺は二頭の龍を知っています。


  一頭は信玄様。

  あなた様は確かに滝を登り、巨大な龍になって

  この甲斐に根付いたお方でございましょう。


  だか、それだけだ。

  俺が知っているもう一頭の龍は

 
  未だ 天高く登る――――

  俺は信玄(あなた)を選ばない。
              
  



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病に侵された信玄のために料理を作らされることになったケン。
信玄が病死しなければ信長は危機的状況になることを知っているケンは苦悶するが…。
武田VS徳川・織田連合軍が激突した「三方ヶ原の戦い」が迫る!
(作品紹介より)









■ケンの決断

 

前巻で と共に武田方に捉えられ、 信玄 専属の料理人になることを要求された ケン


そこで ケン が出した結論は、 信玄との決別 、そして 夏の解放願い でした。




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信玄 は、 ケン の己の死をも恐れるその心意気に免じ、 の解放を承諾します。







との別れの日、2人は初めてお互いの気持ちを吐露し、再会を誓い合います。




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  「すべてがわかるまで待っていてくれと
 
   言って、いいんですか……!」





それまでは最終的に ケン は現代へ帰ってしまう可能性も考えていました。


しかしこの場面を読んで、 ケン が元いた時代に戻らず、 と共に戦国の世で生きていく、というラストの絵が強くイメーズできました。


奇しくもドラマ版と同じ結末ですが、なんとなくそれが一番なっとくがいく着地点かなぁと。


もちろんこの予想を裏切ってめっちゃ面白い締めが用意されているとすれば、そっちのほうが嬉しいですね。










■信玄最期の見せ場【三方ヶ原の戦い】



史実では 信玄 の存命中最期の大きな合戦となった 【三方ヶ原の戦い】


家康 を討ち取る寸前まで追い詰めたというその激しい戦いを本作では、武田軍の凄まじい強さの面を特に強調して描いていました。




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            「  反転  魚鱗の陣形  」




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  「なんて 圧倒的なんだ…!!」




病にかからず十分な時間があれば天下統一に最も近かった漢、
”戦国最強”武田信玄


彼の悲運で苦難に満ちたその人生に、現代の我々は惹きつけられるのかもしれません。










■起こらなかった歴史改変



前巻で 信玄 が、生前に息子・ 勝頼 に武田家当主の家督を相続し、上洛は目指さず織田・徳川の打倒を第一とし、 勝頼 による室町幕府再興を画策していました。


しかし ケン からの決別や、 勝頼 の強い思いを受け、計画を変更。




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「我が軍は京に向けて出陣する!!」




そして、 【三方ヶ原の戦い】 での徳川軍の大敗。




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 「やはり 京は遠いな――――」




その後の 信玄 の死。


一連の騒動は、全てが史実通りの結果に終わりました。







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 「俺の行動もまた

  歴史に織り込まれているのだろうか…?」





この後、 信長 は順調に天下統一を進めていくわけですが。


歴史改変が可能かどうかは、やはり 【本能寺の変】 を待つことになりそうです。










■”室町幕府滅亡”フラグ



ケンも無事帰ってきた尾張ですが…。




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 「信玄の死の確証を得た暁には

  ついに『あの方』と決着をつけるおつもりで?」


 「…いい加減 『あ奴』の顔も見飽きたのでな。」





今巻の終盤で 信長濃姫 の不穏な会話が聞こえてきました。


この 『あの方』『あ奴』 とは、十中八九 室町幕府将軍・足利義昭 のことですね、分かります。







次巻で 【室町幕府】 も遂に滅亡。


時代は、 【元亀】 から 【天正】 へと移り、歴史区分的にも 【織豊時代】 というまさに
”信長の世” が始まります。


歴史マンガではいつもそうなんですが、教科書で学んだその歴史の現場をこの眼で見られるような興奮を感じています。
























【関連記事】


・信長のシェフ 8  ――織田の料理人を始末しろ! [2013/10/19]
・信長のシェフ 3 [2012/06/16]











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[ 2014/02/20 12:57 ] マンガ | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

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