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マージナル・オペレーション 01  30歳のルーキー【ニート】、戦場に立つ!

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マージナル・オペレーション 01(星海社FICTIONS)
著者:芝村 裕吏
イラスト:しずま よしのり
出版社:講談社
発売日:2012/2/21






【注目キャラクター】


「今、貴方の背に翼が見えました。
 
   イヌワシの立派な翼です。」



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ジブリール
アラタが就職した民間軍事会社に勤めていた請負人(戦闘員)。タジキスタン人の少女。実年齢は不明だが、日本の中学生相当である。アラタが配属された基地に最も近い村の族長の孫娘だが、政治的理由で同じ村出身の子供達と共に民間軍事会社(この村では米軍と同一視されている)に差し出され、オマルが指揮する戦術単位Pに所属していた。







【レビュー】





「戦争を終わらせる方法について何度も考えた。

 今のところはうまくいっている。

 最後までうまくいくように、落ち着いていこう。」
               
  



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30歳のルーキー、戦場に立つ!
30歳のニート、アラタが選んだ新しい仕事(オペレーション)、それは民間軍事会社──つまり、傭兵だった。住み慣れたTOKYOを遠く離れた中央アジアの地で、秘められていた軍事的才能を開花させていくアラタ。しかし、点数稼ぎを優先させた判断で、ひとつの村を滅ぼしてしまう。
モニターの向こう側で生身の人間が血を流す本物の戦場で、傷を乗り越えたアラタが下した決断とは──?
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が贈る、新たな戦いの叙事詩(マーチ)が、今はじまる!
(作品紹介より)









元サラリーマンのニートが戦場で部隊を指揮するオペレーターとして【民間軍事会社】に再就職した、という奇天烈な設定に興味を惹かれました。



全5巻完結予定ということで、終わりが決まっているということは、ストーリーや展開のプロットが固まっているということだと判断しました。



ということは、造りがしっかりしていて”ハズレ”の可能性が少ないかなと思い、購入しました。







■著者は『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏



芝村裕吏さんと言えば、『高機動幻想ガンパレード・マーチ』『絢爛舞踏祭』などのヒット作で知られるゲーム・デザイナーです。



イメージとしては、【戦略ゲーム】を多く手がけてらっしゃる方という印象です。



最近はゲームを原作とした小説の執筆や、マンガ作品の原作でも多くの作品を送り出しており、その経歴を見るだけでも、本作品がどんなに面白い作品なのだろうとワクワクしてきます。







■主役は【30歳ニート男】



主人公のアラタ(新田良太)は、ゲームクリエイターを目指して専門学校を出たが就職口が見つからず、マンガやフィギュアに囲まれた部屋に引きこもってニート生活突入。


その後、このままではヤバいと一念発起し、デザイン会社に就職するもその会社が倒産してしまい、またニートに戻ってしまうという不幸な人生を送っていました。



そこに舞い込んできた話が、【民間軍事会社】への就職の道です。



アラタ
はその入社試験を無事に合格し、オペレーターとしての訓練を受けたのち、中東(~スタン)のある戦場へ派遣されることになります。



30歳という高めの年齢設定のためか、これまでの人生経験のためか、アラタは終始、冷静で淡々と戦場での生活を送ります。



その様子が逆に、別な世界ではない、現実の同じ世界で今戦争が起きているというリアリティを感じさせました。



典型的な日本人らしい礼儀正しさや、常識的な振る舞い、少し平和ボケしているという設定も好感を持てて、物語に感情移入しやすかったと思います。







■現代戦争の主役!?【民間軍事会社】を描く



アラタが就職した【民間軍事会社】ですが、これは現実の世界にも多く存在してします。



民族紛争やテロリズムが頻発した1980年代末期から1990年代にかけて誕生し、2000年代の対テロ戦争で急成長したと言われています。



その要因としては、冷戦が終結したことによる各国の軍事力の縮小、民間軍事会社の社員の死者は公式な戦死者に含まれない等の理由が挙げられます。



僕が初めて【民間軍事会社】という言葉を意識したのは、マンガ『ヨルムンガンド』を読んだときだと思います。



主人公・ココは、兵器の輸送運搬を行う”武器商人”であり、作品中では戦争の【経済活動】の面を強調して描いています。



戦争は、『国同士の主義主張の対立』から『損得勘定』で行われるようになっていったのです。



それは作中のキャラクターのセリフからも読み取れます。





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「今じゃ兵隊に混じって、会社員が戦争してる。」





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「戦争の”民営化”は、
  人類が【軍事】に目覚めたときから始まっている。」








■次の舞台は、『日本』



今巻で中東での戦争は一旦終わり。



アラタは少年少女兵達を引き取り、日本に帰国、自分の【民間軍事会社】設立を目指します。



アラタの狙いは、昨今の不安的な国際情勢です。
周辺国との領土問題や、領海・領空審判、歴史問題等、軍事需要を多く潜在しています。



元ニートの30歳男がどのような部隊をつくり上げ、活躍していくのか、次巻を読むのが楽しみです。
















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[ 2013/09/02 16:35 ] ライトノベル | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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