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杜人記-ゆるゆる土着神-

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杜人記-ゆるゆる土着神-
著者:オーヘム
URL:http://ncode.syosetu.com/n1309m/(『小説家になろう』サイト内)





【注目キャラクター】


「私はどうにも貴方の事を見誤っていたようです。
 倭では荒ぶる野蛮な神であると伝えられておりました。

 真実は『杜人の神は慈悲満つる賢神であった』と、

 鳴女の字に賭けて、誤りを正す事を誓いましょう。



雉鳴女
倭(ヤマト)に属する【鳴女】という伝令を主に行う神霊の一族の長。
杜人綿津見神を監視するために派遣されたが、その慈悲深さを知り、以降影に日向に彼のサポートをしていく。







【レビュー】





       「杜人綿津見神の日常はずっと続いていく。
      ゆるゆると繋がっていくのである。」
              






            

気が付いたら21世紀日本からタイムスリップ(?)して原始時代にいた男。 なんやかんやで人生をまっとうするも残された村の皆が心配で未練たらたら。 「幽霊になっても皆を手助けできるかなぁ……」そんなお話です。(作品紹介より)








【小説家になろう】のサイト内でもかなり異質な作品だと思います。



現代人が縄文時代にタイムスリップし、そこで天寿を全う。
その後、神霊(土着神)【杜人綿津見神(もりひとのわたつみ)】としてこの世に留まり、自分の周囲の人々の平穏のために奔走するというかなりトリッキーな設定です。



この作品の魅力は、杜人綿津見神の位置づけと周囲の集落・国との関係性などの設定の深さと、もしかしたら日本神話にこんな神様いたかも?と思わせる物語をうまく神話や史実に自然に溶け込ませる文才の高さにあると思います。







本作品は、物語を時系列(歴史)順に追っていく【本編】と、所々に差し込まれている
【杜人閑話】と呼ばれるサイドストーリーによって構成されているのですが、【杜人閑話】の中で現代の大学のとある民俗学研究室が舞台となってる話が作品の重厚さを更に深める一助になっています。



民族学の権威である藤井教授杜人の神話の数々を学術的に解説したり、それを聴いているうちに研究室に所属している学生の坂本君がどんどん民俗学にのめり込み、最後には自分なりの解釈で杜人の真実に近づいていく様は、学問の面白さ、ワクワク感がこちらにも伝わってきました。



作者は、よほど民俗学や考古学に精通した人なのでは?と想像してしまうほどです。







前から日本神話や神社には興味があったので、時間ができたときに、本作品に思いを馳せながら伊勢や出雲など神社巡りをしてみたいと思います。







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