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ライトノベル研究序説

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ライトノベル研究序説
著者:一柳 廣孝、久米 依子
販売元:青弓社
発売日:2009/4/23


★レビュー★

    「アキバの空、アリアケの夏―――。」


アニメ的なイラストが特徴のエンターテインメント小説、ライトノベル。メディアミックスを通してダイナミックに展開するその歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学などとの関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法を丁寧にレクチャーする入門書。

具体的な作品読解を交えながら、ライトノベルにアプローチする方法をレクチャー。ライトノベルの歴史をたどり、オタク文化・ゲーム・児童文学等との関係性を解説するとともに、ライトノベルを読み解くための多様な視点を示す。
(作品紹介より)



 

数年前に購入したものだが、この機会に紹介したいと思う。



それまでアニメ、ゲームなどと比べるとマイナーだった『ライトノベル』というジャンルは、2000年代に入って確固たる人気が確立された。キッカケは2000年代の一番のヒット作品であろう『涼宮ハルヒの憂鬱』によるアニメ化だ。今では、新作アニメの大半がラノベが原作のものになるほどの人気を得ている。(マンガ・ゲーム等の人気作をアニメ化し尽くした”原作枯渇”という現状もその要因であるが・・・)



では、改めて『ラノベって何――?』という質問に即答できる人は一体何人いるだろう?その正確な答えを求めるためには、ラノベの成り立ちとこれまでの経緯、ラノベの中でもどのようなジャンルがあり、その中で最大公約数的な”共通点”を見つけなければならない―――まさにラノベの”定義”を知るための専門書として、本書をぜひお薦めしたい。



日本のラノベの歴史は浅いといっても、1980年代にまで遡る。ファンタジー小説やジュブナイル小説と呼ばれていたのが、その始まりだ。その黎明期から現在までの各時代を彩ってきた作品群の紹介や、ラノベ独特の世界観や演出方法を具体的に掲載している。それまで、ただ面白いだけで漠然とラノベを読んできた人も、もっと詳しく分析して見ることで更にラノベに興味を持つことは間違いない。



著者の1人である、一柳廣孝氏は現在横浜国立大学で助教授を務めている国文学者であり、本書を大学の授業のテキストとして採用している講師の方もいると聞く。もはやラノベは10代少年少女の娯楽のためだけのものではない。


ラノベは学術的研究対象となりえる
       高等な文学作品群なのだ!!




ちなみに、一柳廣孝氏の教え子の修士論文が書籍化し、『ライトノベルよ、どこへいく―一九八〇年代からゼロ年代まで』として本書と同じく青弓社から出版されている。こちらは、1980年代~の新聞・雑誌や出版社等関係者の動向の沿革を中心に書かれている資料集のようにまとめられているということなので、機会があればぜひ購入してみたい。



ライトノベル研究序説ライトノベル研究序説
(2009/04)
一柳 廣孝、久米 依子 他

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ライトノベルよ、どこへいく―一九八〇年代からゼロ年代までライトノベルよ、どこへいく―一九八〇年代からゼロ年代まで
(2010/09)
山中 智省

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[ 2012/04/08 23:30 ] 書籍 | TB(0) | CM(0)
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