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毒吐姫と星の石

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毒吐姫と星の石(電撃文庫)
著者:紅玉いづき
イラスト:磯野宏夫
販売元:角川書店
発売日:2010-11-10


★項目評価★
ストーリー
★★★★★★★★☆☆ 8点
 
キャラクター
★★★★★★★☆☆☆ 7点

総合
★★★★★★★☆☆☆ 7.5点


★注目キャラクター★

「あたしはエルザ・ヴィオンティーヌ!!
   毒吐きと言われた、この国の王女!」


エルザ・ヴィオンティーヌ
 星占いで政治を決める小国ヴィオンに姫として生まれるが、誕生して
 直ぐに下町に捨てられる。占いで凶兆が出たという理由で。呪いの姫
 と噂されながら、全てのものに毒を吐くことで生活の糧を得て生きて
 来たエルザは、ある日突然、王宮に連れ戻される。再び占いにより、
 夜の王の住まう森の近くにある聖剣の国レッドアークの異形の王子に
 嫁ぐことが決まったというのだ。


★レビュー★

   「異形の王子と忌まれた姫の、
          小さな恋のおとぎばなし」



全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』姫君は唯一の武器である声を奪われた。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。第13回電撃小説大賞大賞受賞作『ミミズクと夜の王』の続編、登場。 (作品紹介より)





本作は著者のデビュー作であり、第13回電撃小説大賞大賞受賞作「ミミズクと夜の王」の続編である。

「ミミズクと夜の王」が発売されて既に3年半が経過しているとは・・・・。

未だに読んだことが昨日のように新鮮に覚えている。

ライトノベルでは異色のどこか童話を思わせる作風。

繊細で各キャラクターを丁寧に表現している文章。

各キャタクターの静かだが力のあるセリフ。

「ドカン!」という衝撃はなかったが、ジワジワと体の奥の奥まで染み込んでいくような作品だった。



また、僕が一番気に入っているのはその”あとがき”だ。

もしかしたら本編よりもこのあとがきのほうが好きかもしれない。

あとがきにこんな一節がある

 「綺麗事だけじゃ生きていけないよ」

 訳知り顔でそんなことを言う先輩に、

 「私は生きていくよ!」

 そう返した若さと幼さはもう持たないけど、

 歯を食いしばりながら夢を見ました。

 今も、夢を見ています。


この一節は僕が今まで出合った文章の中で、最も綺麗な文章の1つに入ると思う。

日本語の文章って美しい。

この一節を読んだとき、そう思った。



本作でも、デビュー作と変わらない瑞々しさと、俗世に染まらない純粋さは健在だ。

本作では、前作で内気な少年であったディアの成長と、彼の妻として迎えられた「毒吐姫」の心象の変化を見てほしい。

そして、ラスト近くで登場する前作の主人公・”真昼姫”ことミミズクの底抜けの明るさを感じてほしい。



最後に、12月10日に発売される電撃文庫MAGAZINEにて、スピンオフ短編「鳥籠巫女と聖剣の騎士」掲載予定である。

誰と誰の物語かは言わずもがなだろう。

短編ということで単行本化としては、他の短編と併せての「短編集」として発売されると考えられる。

そうなると発売されるとしても大分時間がかかってしまうので、これは本誌を買わなくては!!



毒吐姫と星の石 (電撃文庫)毒吐姫と星の石 (電撃文庫)
(2010/11/10)
紅玉 いづき

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鳥籠巫女と聖剣の騎士→



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[ 2010/11/07 20:24 ] ライトノベル | TB(1) | CM(4)
うちも読みました!!!
紅玉さん最高ですっ
ブログタイトル良すぎてつられてきたら
素敵な記事に逢えて・・・

ありがとうございました^^
[ 2010/11/21 20:20 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 庵さん

こちらこそ、素敵なコメントありがとうございます!!
紅玉さんの書く物語をこれからも読んでいきたいですね。
[ 2010/11/21 21:09 ] [ 編集 ]
二人の若さとその若さには重い運命が印象的で、少し駆け足な印象があったけどとても綺麗にまとまっていたと思います。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
[ 2013/02/22 16:59 ] [ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 藍色さん

コメント&トラックバックありがとうございました!

さっそく藍色さんのブログ拝見しました。
素敵な文章ですね!!

こちらからもトラックバックさせていただきまね。
[ 2013/02/22 22:02 ] [ 編集 ]
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「毒吐姫と星の石」紅玉いづき (電撃文庫)
全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。『...
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