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スパイダーマン: スパイダーバース  ―――― 彼に替わって”守る”。

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スパイダーマン: スパイダーバース
監督:ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本:フィル・ロードロドニー・ロスマン
原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ(『スパイダーマン』)、ブライアン・マイケル・ベンディス、サラ・ピシェリ(英語版)(「マイルス・モラレス」キャラクター創作)
製作:アヴィ・アラッド、フィル・ロード、クリストファー・ミラー、エイミー・パスカル、クリスティーナ・スタインバーグ
製作総指揮:ウィル・アレグラ、ブライアン・マイケル・ベンディス、スタン・リー
音楽:ダニエル・ペンバートン
編集:ロバート・フィッシャーJr.
製作会社:コロンビア映画、ソニー・ピクチャーズ・アニメーション、マーベル・エンターテインメント、アラッド・プロダクションズ、ロード・ミラー・プロダクションズ、パスカル・ピクチャーズ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.spider-verse.jp/site/











【注目キャラクター】



  「オーケー、もう一度説明するね。

  僕は、マイルス・モラレス。

  放射性のクモに噛まれてからここ2日間、

  僕がたった一人の”スパイダーマン”だ!」



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マイルス・モラレス
ウェブを放つこと、物体に吸着すること、スピード、強さ、抜群の聴力、スパイディ・センスなどの通常のパワーに加えて、マイルスには、ヴェノム・ストライク(触れるだけで放つことのできる電気のようなパワー)とカモフラージュ(透明になる)という彼独自のパワーがある。


 









【レビュー】







   「自分にこんなことができるなんて思わなかった。

   でも、できたんだ。

   誰にでも”マスク”は被れる。 君だって被れる。

   そのことを僕は、君に言いたい―――――。」






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時空が歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台に、主人公の少年マイルスがスパイダーマンとして成長していく姿を描いた長編アニメーション映画。

ニューヨーク・ブルックリンの名門私立校に通う中学生のマイルス・モラレス。実は彼はスパイダーマンでもあるのだが、まだその力をうまくコントロールできずにいた。そんな中、何者かによって時空が歪めらる事態が発生。それにより、全く異なる次元で活躍するさまざまなスパイダーマンたちがマイルスの世界に集まる。そこで長年スパイダーマンとして活躍するピーター・パーカーと出会ったマイルスは、ピーターの指導の下で一人前のスパイダーマンになるための特訓を開始する。

ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人が監督を務め、「LEGO(R) ムービー」のフィル・ロード&クリストファー・ミラーが製作を担当。第91回アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞。
(作品紹介より)












■第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞作品





今年のアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した本作。


日本からは『未来のミライ』が候補作品に残りましたが、終わってみれば下馬評のとおりといったところでしょうか。


それだけ本作の完成度・斬新さは群を抜いてました。





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ハリウッドで主流のCGでの制作手法をベースとしつつも、”アメコミ漫画”の雰囲気を出すために新しい試みも取り入れられています。また、劇中BGMを含む音楽を映像と同時並行に制作し、画面において映像と音楽のシンクロ率が極めて高い画面設計になっています。


何よりも、あの”マーベル”が本格的に長編アニメーション作品を手掛けるというマメコミ界的にも既に今年を代表する話題沸騰の作品となりました。















■アニメで描く”代替わり”





本作でマーベルがやりたかったこと、それは、スパイダーマンの【代替わり】です。


代替わりとは、『スパイダーマンというキャラクターは変わらないが、中身(正体)となる人物を交代させる』とです。


作品のリブート方法の一種ですが、これをアニメーション作品で行ったのはこれまでにない試みでした。





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本作は【マーベル・シネマティック・ユニバース】の構成作品と一つですが、他作品は全て実写作品です。


そこでは実際の俳優が各キャラクターを演じているわけですが、シリーズが長期化すると問題になってくるのが、俳優の加齢やキャリアの変化による降板というものです。


キャラクターの設定上年齢は変わらないはずが、演じる俳優は年を取ってくるためギャップが生まれる。または、俳優のキャリア形成の中で制作側との意見が合わなくなり、途中で降板してしまう。


現実の俳優を使用する実写作品において、このような問題が度々発生してきました。


他のマーベル作品では、次作の『アジェンジャーズ・エンドゲーム』で、アイアンマンとキャプテンアメリカを現在演じている俳優の出演は最後だということが発表されています。


長期シリーズを制作し続けるときの問題がマーベル作品でも出始めたわけですが、「それであれば代替わりを一つの作品として成立させよう」とチャンスに変えてしまうのがマーベルの凄さです。


本作はこれから本格化するマーベルの【代替わり作品】の始まりの作品なのです。















■ハリウッドアニメーションの革新





これまでアメリカのアニメーションはディズニー・ピクサーを除き、それほど評判が良いものではありませんでした。


日本以上にアメリカでは、『アニメは子供が見るもの』という意識が強かったからなのではないかと思っています。


作られたとしても【カートゥーン】と呼ばれる動かす部分を制限したリミテッド・アニメーションばかり。


それが本作の発表で全て覆ったように思えます。


CG制作の映像をもとにしつつも、『異なる世界のスパイダーマンが一堂に会す』というまさにアメコミ的なストーリーを表現するため、映像もまるでアメコミを読んでいるかのような作り方をしています。





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具体的には、CGの上から手書きによる処理を加えてくいくという途方もない作業を要する手法によるものです。


アクションシーンのように動きをハッキリさせたいときはCGを全面的に押し出し、印象的なシーンや止め絵シーンはよりコミック感を際立させるために手書きの処理を重ねる。


CGだけでなく、手書きだけでなく、得られる効果によって使い分ける。そのような作品全編に渡って作画手法の”濃淡”をつけるという発想は画期的なものだったと思います。


本作をきっかけとして、”ハリウッド・アニメ”というものが1つのジャンルとして確立していくこととなるのか、今後続いていく作品達から目が離せません。































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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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