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スーパーカブ  ―――― どこまででも行けるわよ だってカブだもん。

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スーパーカブ(角川スニーカー文庫)
著者:トネ・コーケン
イラスト:博
出版元:KADOKAWA
発売日:2017/5/1











【レビュー】





「一人ぼっちで何も無い小熊の何も無い高校生活、今日からはカブがある。

 ないないないの女の子のこれから、
         世界で最も優れたバイクと一緒に暮らし始める。」






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山梨の高校に通う女の子、小熊。両親も友達も趣味もない、何もない日々を送る彼女は、中古のスーパーカブを手に入れる。

初めてのバイク通学。ガス欠。寄り道。それだけのことでちょっと冒険をした気分。仄かな変化に満足する小熊だが、同級生の礼子に話しかけられ―「わたしもバイクで通学してるんだ。見る?」1台のスーパーカブが彼女の世界を小さく輝かせる。

ひとりぼっちの女の子と世界で最も優れたバイクが紡ぐ、日常と友情。
(作品紹介より)












”世界のホンダ”が作り上げた歴史的名機・スーパーカブ。総生産数は1億台に達している。


遂にそんなスーパーカブを題材にしたライトノベルが登場した。


しかも、乗り手は女子高生。「時代もここまで来たのか」と率直に感じた。










実際に読んでみて、その内容にも驚かされた。


母親の失踪を機に天涯孤独の身となった主人公・小熊。奨学金でなんとか食いつなぎ、友達なし、趣味なしの孤独な高校生活を送っていた。


そんなとき、ふとしたきっかけで購入した中古カブにより、小熊の何もなかった生活が一変する。カブは小熊にとって、行動範囲と人生の視野すらも広げるかけがえのない”相棒”となっていった。










カブを通じて知り合った友人もでき、バイトに勤しみ、お金が入ればカブの整備や新しい装備の出費に充てる。それは、これまで経験したことがないほどの本当に充実した日々を小熊に与えてくれた。


小熊の孤独であっても、一人で生きていこうという覚悟に胸を打たれるし、カブによって味わう喜び、そして、友人との交流の描写は、読んでいて心が温かくなった。


ただ不幸な自分に酔ってるのではなく、なんとか生きていこうと試行錯誤する小熊を愛しく感じた。そして、小熊がカブを得て、幸せになっていく過程は感動的だった。


まさにスーパーカブらしい”派手さはないが、確かな力強さ”を感じる、素晴らしい作品だと思った。































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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

このブログでは、私が出会った2次元作品についてのひとり語りをココ、”秘密基地<セーフハウス>”からこっそり更新しています。

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