FC2ブログ

記事一覧

詩季織々 ――― あの頃の思いが、そっと背中を押した。

9e95376cb1d092d4.jpg

詩季織々
総監督-リ・ハオリン
監督-イシャオシン、竹内良貴、リ・ハオリン
原案-イシャオシン
制作-コミックス・ウェーブ・フィルム
配給‐東京テアトル
公式サイト‐https://shikioriori.jp/











【レビュー】





 「繰り返す日々の中で大事にしていたものを並べてみても、
  何かを失ってしまった気がする――――。」

 「私はいつも、失ってから気づく――――。」

 「遠い日のいつか言われた言葉を、なぜか今、思い出している。
  その問いに何と答えたか、今では忘れてしまったけど――――。」






03.jpg











「君の名は。」など新海誠監督作品で知られるアニメーション制作スタジオのコミックス・ウェーブ・フィルムが手がけ、日本・中国の3人の若手クリエイターが監督を務めたオムニバスアニメ。

中国のアニメ業界を牽引するブランド「ハオライナーズ」の代表を務めるリ・ハオリン総監督のもと、中国の暮らしの基本となる「衣食住行」を共通テーマに、大切な思い出を抱えながら大人になった若者たちの過去と現在を紡いでいく。

「ストームブレイカーズ 妖魔大戦」など実写作品を手がけてきたイ・シャオシン監督が自身の思い出をノスタルジックにつづった「陽だまりの朝食」、CGチーフとして長年にわたって新海監督作品を支え続けてきた竹内良貴の劇場公開初監督作「小さなファッションショー」、ハオリン監督が「秒速5センチメートル」にオマージュを捧げた「上海恋」の3作品で構成。
(作品紹介より)












新海誠監督『君の名は。』の大ヒットから2年。


その制作を手掛けたスタジオの新作劇場作品が8月4日から3週間限定で上映が開始された。


本作の監督を務めるのは、中国と日本の次世代を担う若手の監督3人。3人それぞれが1つ短編を制作し、トータルの上映時間は約70分となっている。


舞台もそれぞれが中国の都市となっており、これはスポンサーの関係か、はたまた中国を含めた世界配給への足掛かりかとつい邪推してしまっている。










鑑賞後の感想として、どの短編も新海誠監督をリスペクトした素晴らしい作品達だと率直に思った。


物語の中心となるのは、登場人物達の日々の生活であり、そこで過ごす日々の大切さや出会う人々の掛け替えのなさを淡々と、しかし、丁寧に描き切っている。


もう戻ることができない過去、挫折、後悔。それらは決して取り戻すことはできないけれど、明日という未来に踏み出すことで新たな可能性を掴むことはできる。


誰しも経験がある人生という長い旅路の中で受けてきた”心の傷”。それとどう向き合っていくか、ときに救われ、ときに救われず。


しかし、繰り返す中で積み重ねてきたものに価値があるし、その先にきっと希望はあると信じて進んでいく。










大事件やドラマチックな展開はないが、本当に生きていくために必要な栄養素が詰まっている作品だと思う。「世界がどんなに美しいかを伝えたい。」という新海監督の作品作りの理念が確かに息づいていた。


予算と時間を膨大にかけた”大作”じゃなくてもいいんだ。


私達が求めているのは、本作のように作り手が心血を注いだハンドメイドな作品だ。


そこに注がれたたくさんの”愛”に、いつだって私達は感動してしまうのだから。





















よろしければ、
1日1クリックお願いします。
↓↓↓
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

F

Author:F
昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

このブログでは、私が出会った2次元作品についてのひとり語りをココ、”秘密基地<セーフハウス>”からこっそり更新しています。

リンク・相互リンクについて


よろしければ、
1日1クリックお願いします。
↓↓↓

FC2カウンター

買い物リスト


2019/7/12


2020/4/30

ブロとも申請フォーム

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
サブカル
149位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
その他
35位
アクセスランキングを見る>>

QRコード

QRコード