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未来のミライ  ―――― ボクは”未来”に出会った。

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未来のミライ
原作・監督・脚本 - 細田守
作画監督 - 青山浩行、秦綾子
美術監督 - 大森崇、髙松洋平
音楽 - 高木正勝
オープニングテーマ・主題歌 - 山下達郎「ミライのテーマ」(オープニングテーマ)、「うたのきしゃ」(主題歌)
ゼネラルプロデューサー - 高橋望
プロデューサー - 齋藤優一郎、伊藤卓哉、足立雄一、川村元気
ラインプロデューサー - 池田大悟
アソシエイトプロデューサー - 伊藤整、櫛山慶、町田有也、笠原周造
画面設計 - 山下高明
色彩設計 - 三笠修
CGディレクター - 堀部亮
衣装 - 伊賀大介
プロダクションデザイン - 上條安里、谷尻誠、tupera tupera、亀田芳高、小野令夫
編集 - 西山茂
録音 - 小原吉男
音響効果 - 柴崎憲治
音楽プロデューサー - 北原京子
キャスティングディレクター - 増田悟司、今西栄介
配給 - 東宝
企画・制作 - スタジオ地図
公式サイト‐http://mirai-no-mirai.jp/











【レビュー】





 「くんちゃんね、”未来”のミライちゃんに会ったよ・・・・・。」





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出産のため、暫く入院していたおかあさんが帰ってきた。主人公のくんちゃんは始めて見る妹に興味を示し、おかあさんに「仲良くしてね」「守ってあげてね」と言われ、約束する。

しかし、おとうさんとおかあさんは「未来」と名付けられた赤ちゃんの育児に追われるため、どうしてもくんちゃんのことを後回しにしてしまいがち。 そんな日々が続いたことで、未来に嫉妬感を覚えたくんちゃんは、動物の形をしたクッキーを未来の顔に並べたり、ほっぺたを引っ張ったり、指で鼻を押したりと未来の顔で遊び、おかあさんから怒られる。その腹いせにオモチャの新幹線で未来の頭を敲くなどして余計に怒られる。

疎外感を感じ、家に自分の居場所が無いように感じたくんちゃんは、庭に逃げる。すると、一人の男がくんちゃんに話しかけてきて・・・・
(作品紹介より)












細田守監督、3年ぶりの新作劇場版作品――――。


アニメ業界にとって、この夏一番の話題作であることは間違いないだろう。しかし、世間の注目が大きいほど批判や辛口な意見が出てくることはまったくもってしょうがないことだと思う。公開されてから数日が経ち、ネット上での感想をみてみるとかなりネガティブなものの割合が多い。いわく、盛り上がりがない、ストーリーのつながりがない、キャラクターの影が薄いなどなど。


先にそういった感想を目にして劇場に行ったためか、私はとても気持ちいのいいアニメとして本作を見ることができた。


おそらく多くの観客は先入観で壮大な物語やカタルシスを求めていたのだろう。細田監督作品で過去の『サマーウォーズ』の影響もあったと思われる。その先入観と実際の本作との間に”ギャップ”があったことがこのような不幸を生んだ要因だ。










元々、近年の細田作品については、監督自身の実体験・私生活を織り込む傾向にあることがよく知られている。


『サマーウォーズ』は、監督が親戚の多い奥さんの実家に挨拶に行った体験談が基となっているし、『おおかみこどもの雨と雪』は子供が生まれて親になっていく過程、『バケモノの子』では父親としての子供との関係が忠実に描かれている。


ここでのポイントは、細田作品はファンタジー色が強い演出が全面的に出ているが、作品のテーマは日常の生活や社会の問題、つまり、ドキュメンタリーとしての側面が強い作品だということだ。










このことを踏まえて本作を考えると、テーマは”子供の成長”だということがわかる。


本作は主人公くんちゃんとその家族の日常を描く【現実場面】と、未来のミライちゃんや人化した愛犬ゆっこが登場し、不思議な世界、過去や未来に飛ばされるといった【ファンタジー場面】を交互に繰り返す構成となっている。


【現実場面】でくんちゃんが癇癪を起し、【ファンタジー場面】で何かを学び、また【現実場面】に戻ると、くんちゃんがほんの少しだけ成長している。


劇中でくんちゃんの父親に「子供ってすごいね。突然ポッと出来るようになるんだから。」というセリフを言っているが、これが細田監督が子育てにおいて感じた”子供の成長”であり、本作で最も表現したかったことだろう。


子供成長速度は、親が思う以上に早く急激であり、親は子供がなぜ成長したのか原因がわからないこともあると思う。細田監督は、その子供の成長するきっかけ(原因)を【ファンタジー場面】での体験として描くことで、観客にわかりやすく伝える手法を考えたのではないか。










細田監督は、宮崎駿監督の引退以降、”ポスト宮崎駿”の筆頭として注目されてきたが、さすがに宮崎監督と比べられるのはかわいそうであるし、不幸なことであると思う。


今後も細田監督は多くの作品を制作していくこととなるが、できるだけ先入観がなく、素直な目で見ていきたい。


あと、実際に子育て中で本作を見た人も感想を聞いてみたいとすごく思っている。





















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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

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