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ベイビーステップ 47【完】  ――― このままやり続ければ…きっと届く…!

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ベイビーステップ 47(講談社コミックス)
著者:勝木 光
発売元:講談社
発売日:2017/12/15











【注目キャラクター】



  「エーちゃん きっと強くなるよ!」


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鷹崎 奈津
大杉高校に通う女子高校生→大学生。丸尾栄一郎と同学年である。
あだ名はなっちゃん。

学年一可愛いと評判の人気者で、非常に明るくフレンドリーな性格をしている。テキトーで大雑把な面もあるがテニスに向ける情熱は人一倍もっている。
STCに所属してプロテニスプレーヤーを目指しており、神奈川県・関東でトップクラスの実力を持っている。テニスプレイヤーとしては超感覚派で、相手の性格や状況、全体的な雰囲気に反応してプレーする。












【レビュー】





   ” Baby steps to Giant strides ”





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小学生のときから、成績はずっとオールA! 几帳面でマジメな“エーちゃん”は、高校進学を機に軽~い気持ちでテニススクールに通い始める。そこで、ちょっぴりいい加減(!?)でも、テニスに懸ける情熱だけはマジメな美少女“ナツ”と出会い、テニスの魅力に取りつかれて人生激変!!

慶稜チャレンジャー決勝、エーちゃんvs.クリシュナ戦は、最終セットタイブレークへ!

ついにここまで来た!!! 泣いても笑っても7ポイント先に取った方が勝ち! 短期決戦の行方は!?

10年間ありがとう! ついに完結!!
(作品紹介より)












■右手には”ラケット”、左手には”ノート”





今巻がこの作品の最終巻になる。


連載開始からちょうど10年。主人公・エーちゃんの当初の目標であった「プロになる」という夢が叶えられ、さらに今後の活躍の道筋が見えたところでの完結ということで、作品としての役割・一区切りはつけられたのではないかと思う。


今巻の表紙を見ると、本作を象徴したような構図になっており、それだけで胸にこみ上げてくるものがある。


コート中央に立つエーちゃん。その手には、”ラケット””ノート”が握られている。エーちゃんの特徴は、”ノート”を使った情報収集と分析にある。世界基準からみるとどうしても劣ってしまうフィジカルを補う意味合いもあるが、何よりも、学業成績が常にトップで神経質な”秀才タイプ”のエーちゃんには、ぴったりなスタイルだった。


本来、テニスプレーヤーの一番の道具は、ボールを打つ”ラケット”であるが、エーちゃんにとって、それと同等の重要性が”ノート”にはあるということが、この表紙にはうまく表現されている。










■”チーム丸尾”結成





プロ一年目で国内チャレンジャーで初優勝を成し遂げたエーちゃん。


この快挙に各スポンサーから資金が集まり、世界に打って出る準備が整ってきた。



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世界で戦っていくために重要なのが、【サポート・チーム】の結成だ。


これまでクラブの力を借りたり、独力でやってきた試合に受けた練習・調整、そして、対戦相手の情報収集・分析が海外の試合で同じように行っていくことは難しい。ただでさえ海外という慣れない環境で試合を行わなければならない選手は、試合に臨む体づくり・メンタルづくりだけで精一杯になってしまうからだ。


選手の代わりに、様々な面でサポートする”チーム”づくりは、世界で活躍するには必須のものなのだ。



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エーちゃんもこのことは承知で、これまで培ってきた人脈を活用し、チームのメンバーを探していった。



①エディ・ホールマン(担当:ツアーコーチ)
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STCの青井コーチも現役時代お世話になったというベテランコーチ。現在は、ドイツのテニスコーチ事務所に所属しており、強面の外見ではあるが、選手の特性にあった戦略を指導できる確かな知識と日本人への理解も熱意もあるエーちゃんのコーチには最適な人だ。



②室賀 務(担当:データマン)
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日本代表コーチ・浅野さんから紹介を受けたスポーツ選手の分析・サポートを行っている日本スポーツ大学の学生。教授の助手として様々なスポーツ選手の分析を経験しており、エーちゃんの世界への挑戦において最も重要なウェイトを占めるデータ収集・分析を行う役目を引き受けてくれた。


この2人に、コーチ見習いであるSTCの深沢諭吉を加えた3人が、”チーム丸尾”の始動メンバーだ。



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ここから、エーちゃんの世界への挑戦が始まる・・・・・!!










■日本人プロテニスプレーヤーの”ロールモデル”





物語は、アメリカで開催されたATP250ツアーにエーちゃんが出場、見事予選を突破し、本戦の第1試合が始まったところで完結を迎える。



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本作を読んで思ったことがある。


まだまだ日本人がテニスで活躍するには、方法論も実績も不足している。


日本は今、錦織フィーバーでテニスが人気になっているが(または女子では大阪なおみが登場してきたが)、錦織は幼少期から天才として知られ、少年時代の多くをアメリカのテニスアカデミーで過ごしたことから、純粋培養な日本人がテニスの世界トップで活躍しているとは言い難い状況だ。


最近では、杉田祐一選手が、ATPツアーで初優勝を飾り、ようやく日本人が世界で通用するということが証明されつつあるが、世界で活躍できる日本人テニス選手というのは、それでもまだまだ狭き門となっている。


そのような状況の中で、これからテニスを始める少年少女達は、いったい誰を目指すべきなのか?


私はその答えとして、本作を読み、エーちゃんを中心として各キャラクター達の姿が参考になるのではないかと考えている。本作の特徴は、等身大のキャラクター達の描き方や成長が盛り込まれているところであり、また(漫画としては)科学的な視点に基づいてテニスという競技を描いている稀有な作品だ。


2014年にNHKで本作がアニメ化された際、キャッチ・コピーが「プロテニスプレーヤーを目指す少年少女たちの自己実現の物語」とつけられたが、すごく作品にマッチしたキャッチ・コピーだと感心させられた。


ぜひ今プロテニスプレーヤーを目指している人は、皆本作を読んでほしい。私は、本作がテニス界の『キャプテン翼』的な作品になり、日本テニス界の発展の礎を築く、そんなポテンシャルを持った作品だと思っている。


本作が起爆剤となり、近い将来、日本人が世界ランキングトップ20に何人もランクインし、デビス杯・フェド杯優勝という大望をどうか実現させてほしい。


そして、その瞬間までの過程を1人のテニスファンとして見守っていきたい。





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【関連記事】

・2017/07/27(00:13) : マンガ : ベイビーステップ 45  ――― 日本代表・渡邊との準決勝が始まる!!
・2016/09/24(00:19) : マンガ : ベイビーステップ 40  ―――― エーちゃんの新たな挑戦が始まる。
・2016/03/27(00:26) : マンガ : ベイビーステップ 39  ―――― ”プロになる”のその先を描く。
・2015/10/19(00:00) : マンガ : ベイビーステップ 37  ―――― 胸を借りるんじゃない・・・・叩きのめすんだ!!
・2015/09/22(20:04) : アニメ : ベイビーステップ 第2シリーズ ―――― プロのテニスプレーヤーを目指す!
・2015/07/・20(01:25) : マンガ : ベイビーステップ 35  ―――― このゲームが最期になるかもしれない
・2014/11/28(01:20) : アニメ : ベイビーステップ  ――― Believe in yourself!
・2014/08/07(00:00) : アニソン : 『ベイビーステップ』主題歌の歌詞が心に響き過ぎる件
















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