とあるオタクの秘密基地<セーフハウス> TOP  >  2015年03月

SHIROBAKO 24話『遠すぎた納品』をみんなで観よう!

無題










本日24:30(深夜0:30)~より【ニコニコ生放送】にて、
SHIROBAKO 24話『遠すぎた納品』の上映会が開催されます!


昨年の10月から放送を開始し、アニメ制作会社を題材にした当代一の話題作がいよいよもっての最終回です。


既に地上では放送された局が多くありますが、公式にみんなでコメントしながら喜びを共有できる、【ニコニコ生放送】で見る最終回は格別なものだと思います。


半年間、我々の”生きがい”であり続けてくれた感謝の気持ちを込めて、みんなで最後を見送りましょう!






















【ニコニコ生放送】「SHIROBAKO」24話上映会場


















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[ 2015/03/30 22:10 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

『攻殻機動隊原画展 in 石ノ森萬画館』に行ってきました。

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■会期:2015年1月17日(土)~4月19日(日)
■会場:石ノ森萬画館 2F企画展示室 〒986-0823 宮城県石巻市中瀬2番7号
■開場時間:9時~18時(12月~2月は17:00閉館) ※ご入場は閉場の30分前まで。
■休館日:第3火曜日(12月~2月は毎週火曜日)
■観覧料:大人800円/中高生500円/小学生200円/未就学児無料(常設展示室の観覧料を含みます)


主催:石ノ森萬画館
協力:「攻殻機動隊 大原画展」実行委員会/文化放送/トラフィックプロモーション/講談社/Production I.G/バンダイビジュアル
公式サイト:http://kokaku.gengaten.com/













『攻殻機動隊』という作品が生まれて25周年。


ただ今、宮城県石巻市にあります石ノ森萬画館にて『攻殻機動隊原画展』が開催されており、先日念願叶って行って参りました。


実はここを訪れるのが今回が初めてでした。


外観はまるでUFOのような近未来感ハンパない建物デザイン。





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周辺や内部には石ノ森先生の作品に登場するキャラクター達がちりばめられており、作品愛に溢れた素敵な施設でした。





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さて、本命の『攻殻機動隊原画展』なのですが、私にとっては出会ってから10年以上付き合っている思い入れが深い作品です。


私が初めて攻殻に触れたのが受験生だった15歳の時。


今でもよく覚えていますが、その日は受験勉強で遅くまで起きていました。


午前2時前だったと思います。


おもむろにテレビを付けると、テレビシリーズの1期である『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』、その第6話『模倣者は踊る MEME』が放送されていました。


もうその30分は勉強することも忘れて、口を開けたまま画面を見続けていました。


衝撃的な出会いでした。


初めて体験する超ハイクオリティな作画、画面上を縦横無尽に動き回るアクション、難解でマニアックな会話の応酬。


これまでのアニメの概念が壊されて、新たな世界の扉が開く音が、確かに聞こえました。


その後、押井学監督の映画を見て、原作を読み、新作アニメ作品を見る。その圧倒的な世界観の前に平伏しっぱなし・魅了されっぱなしの10数年間でした。











今回の原画展では、士郎正宗の原作マンガ~最新作の劇場版『ARISE』までの原画やイラストなど数十点が展示されていました。





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特に背景美術は実際に見てみると、そのスケール感に圧倒されました。





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近未来の日本の都市【新浜市】の夜景は、現実の世界と歴史が地続きになっているというリアリティと、都市の全景がまるでネットワークを模しているようなSF要素を組み合わせた最高の出来です。


また、テレビアニメ2期である『S.A.C. 2nd GIG』のDVDパッケージ用の水彩画の原画がすごく良かった。





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個人的にはこのイラストが少佐の強さと女性としての優しさを最もうまく描き出していると思います。







  


原画展を堪能した後は、グッズ売り場です。


今回は事前に目星を付けておいた『原画展図録』を購入しました。






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ペーズを開けば、西暦2030年の攻殻の世界が広がり、数々の物語が蘇ります!










今年は最新作『ARISE』のテレビシリーズが4月から放送され、6月には劇場版の公開が予定されています。


私が大好きな作品がこれから先も見られることに胸を膨らませると共に、攻殻のアニメを作り続けている制作会社【Production I.G】にも万感の思いを込めて感謝したい。















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[ 2015/03/28 00:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

SHIROBAKO 23話 『続・ちゃぶ台返し』  ―――原作者を襲う”負”とは?

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SHIROBAKO 23話 『続・ちゃぶ台返し』。今回も素晴らしい話でした。


その中で気になったことがあったので、記事にしてみます。


劇中で『第三飛行少女隊』の原作者・野亀先生のセリフでこんなものがありました。





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「アリア達と敵との戦いは、
  私と私を襲う”負”のメタファーなのです。」






この「原作者を襲う”負”」とは何なのでしょうか?


一般的に漫画家は自分が面白いと思う作品を描き、世の中に発信したいと思っています。


それを妨げるものということであれば、その周囲にいる人々全てが“負”になり得るのではないでしょうか。


出版社、編集者、読者


アニメ化などのメディアミックスを行っているのであれば、監督、アニメ制作会社、スポンサー、視聴者


これら上げた方々は、本来原作者の味方であるべき立場です。


しかし、実際の現場では、様々な思惑や経済的な事情により、原作者の意向が反映されないまま動いてしまう人々がいるだろうことは想像できます。










これらの関係者の中でも、劇中で特に際立って描写されていたのが、担当編集者・茶沢というキャラクターです。





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物語上では、原作者とアニメ制作会社のコミュニケーションがうまく取れていなかったのは、全て茶沢が話を止めていたからという顛末。


つまり、一連の騒動の原因は茶沢一人。話としては悪者をやっつけてめでたしめでたし。


あくまでフィクション的なご都合主義的な話だなぁと思っておりましたが、調べてみるとこれと酷似した実際の事例を発見しました。










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「しろくまカフェ」騒動


2012年4月5日から2013年3月28日までテレビアニメが放送された。

だが5月12日、ヒガがTwitterにてアニメ化に意見出来ない状況に対する不満の意と原作の無期限休載を発表した。

後にヒガは原作者と制作側との間で正式な契約のないまま企画がスタートしていたこと、知的財産管理の専門家作成による文書を送達してやっと開かれた話し合いの場において編集部側が全面的に非を認め謝罪を受けたこと、アニメ制作会社との間に入っていた編集がヒガの確認なしに進めていたことを明らかにした。(Wikipediaより)













また、マンガ家のピョコタンが某編集部の編集について、生放送中にボロクソ文句を言うという異例の行動を起こしました。











最初は、「何このキチガイ!?」と半信半疑で観ていたのですが、話を聴いていく内に「確かに言ってることに一理あるな」と妙に納得していました。そして、「今業界はこういう雰囲気なのか」と外から見るとはまったく違う生の声を聴くことができ、大変勉強になりました。










どんなヒット作でも新人だったり、能力が低い担当編集がつく場合もあると思います。


そして、1分1秒を争う壮絶な現場において、担当編集の裁量は実態として、一般人が思っているよりも広く与えられてしまっている状況が考えられます。


もちろん編集長や、他の先輩編集がチェックを入れられれば良いのですが。


これらの騒動に関しては周囲の人々がチェック機能が果たされていません。


もしかしたら、その余裕さえないという現場からの悲痛な叫びなのかもしれません。


まずはクリエイターの要望をできるだけ叶えてあげられる業界であってほしいと思います。


私も非クリエイターであるのでわかるのですが、”作品を創造できる”という人材は代え難い貴重な存在であり、この業界にとっての”核”でもあります。


そんなクリエイター達が最大限自由になれる業界にこそ、今後の発展や未来が訪れるのだと思います。


















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[ 2015/03/26 00:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

あさひなぐ 14  ―――― この勝負は、苦いものになる。

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あさひなぐ 14(ビッグコミックス)
著者:こざき 亜衣
発売元:小学館
発売日:2015/2/27











【注目キャラクター】



「高校や大学の卒業と同時に
 だいたいの子はパッとやめてしまうけれど、
 
 不思議な世界でね、

 離れてもどうしても
 戻ってきてしまう人がいるの。

 そういう人は必ず、薙刀が好きな人ですよ。」




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薙の母
藤ヶ丘高校薙刀部コーチ。
長年に渡り薙刀の指導を行っており、やす子が現役時代にも試合の審判を務めていたこともある。












【レビュー】





      「高揚と、 熱望と、 進む度深まっていく、


      ”孤独” ――――――


      こんな世界を、私は知らなかった。」






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孤独になる戦いへ…旭VS将子、直接対決!

新入部員も増え、9名となった二ツ坂高校薙刀部は、
新年度初の公式戦・関東大会東京都予選会へ。

日本一を目標に掲げる二ツ坂メンバーは、それぞれ個人戦へ挑むが、
抽選の結果、旭VS.将子の直接対決が行われることに――!!

勝つことは、相手を負かすこと。
勝つことは、ひとつ孤独に近づくこと。
見たことにない風景が待つ、強者たちの領域へ…

――この勝負は、苦いものになる。
(作品紹介より)

















■「やり直すね。もう一度始めから。」





前巻で薙刀部へ入った新入部員は3人。


その中で一人、大工原 唯(だいくはら ゆい)だけが、練習についていけていません。


周囲もせっかく入った部員を辞めさせないように、まるで腫れ物を触るような状態で接しています。


この状況に、はもどかしさを感じています。





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「もっと大きな声出さないと力出ないよ。

 打ち終わったらすぐ体を崩さないで。

 戻るまでが技だよ。

 腕で振ってるから体が前向いているよ。

 そんなんじゃなんの稽古にもならない。――――」











ある日、大工原の入部届けを偶然見てしまった旭。


入部理由欄には、「強い人になりたいです。」という言葉が小さな文字で、でも精一杯丁寧な文字で書かれていました。


それを見たとき、旭の中である決意が生まれました。





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「――――やり直すね。もう一度始めから。」










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「――――誰かをどうにかしてやろうなんて

 私はどうしてそんなおこがましいこと考えたんだろう。」











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「アヒル歩き、途中だったでしょ。

 今度は最後まで頑張ってみよう。」











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「私っ・・・・部活やめたほうがいいですよね・・・・っ。」










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「みんなが当たり前にっ、できることもっ、こんなんだしっ・・・・

 ちゃんと、やらなきゃって、思えば、思うほどっ・・・・

 どこか、おかしい気がして・・・・っ。
 
 大きい声だすとっ、
 自分の変なトコ、見られるんじゃないかって・・・・っ。

 どうしても、笑われるような気がしてしまって・・・・。」











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「向いてないって、
 もう十分 分かりましたからっ・・・・」











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「――――かわいそうだ。

 こんなに泣いて、ボロボロになるまでやる必要ない。」











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自分だけ人と違うなんて、思い上がりだよ!!

 私もあなたも、皆違う。

 それでもあなたを強くしてあげられるのは、
 あなたしかいないんだよ。











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「ゴメンね、イヤなこと言って、苦しい思いさせて。

 先輩なんて、全然楽しくないじゃない。

 こんなことならずーっと、後輩でいられたらよかったのに。」





















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「いっ いちっ にっ いっち にィっ・・・・!!!!」




















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         「薙刀部へようこそ!」










この場面を読むと、いつも涙が溢れてきます。


大工原の気持ちもわかるし、それを受け止めた上で突き放した旭の痛みについては言葉が見つかりません。


この日、大工原は薙刀部に本当の意味で”入部”を果たしました。


彼女は見違えるように練習に打ち込み、必至に旭の背中を追いかける後輩となります。





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新しい仲間を加えて二ツ坂高校薙刀部は、関東大会東京都予選会へ挑みます!















■この切先が離れる時、二人はそれぞれ”独り”になる―――





予選会では団体は順調に勝ち進んでいきますが、個人戦である事件が起きます。





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個人戦2回戦、旭VS将子という同校での対戦が組まれました。





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そして、結果は旭の勝利。


剣道経験者であり、旭達の学年で一番上達が早かった将子に、一番落ちこぼれだった旭が追いつき、遂に追い越しました。


この勢いに乗り、旭は勝ち進み個人戦一日目は無敗のまま、ベスト16に駒を進めました。










そして2日目、旭は未だ昨日の試合のことを考えていました。


部のエース真春からアドバイスをもらい、2日目の個人戦に挑んでいきます。





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「いい方法を教えてあげようか。

 優勝することだよ。

 これ以外の道はなかったんだって、
 証明してみせればいいじゃない。」











しかし、さすがにベスト16にもなると、対戦相手の強さも相当なものです。


苦戦する旭ですが、ここで初めて”勝つ”ことへの貪欲さに目覚め、今までにない攻撃的な型を披露します。





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この試合を制した旭は、”勝つべき者”としての自覚とその業を知りました。





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「勝ちたがり。欲張り。貪欲。自己中。

 自分がそういう人間だって、今の試合で分かったでしょ。

 認めて受け入れれば アンタはもっと先へ行けるわよ。」











次巻で旭は、因縁の相手である國陵高校・一堂と対戦します。


どこまで2人の差が縮まっているのか試合内容が楽しみです。












































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[ 2015/03/24 02:19 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

SHIROBAKO 22話『ノアは下着です。』  ―――― それは、“人間交差点”。

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皆さん!SHIROBAKO最新22話は、もうご覧になられたでしょうか?


私は今、猛烈に感動しております!!!


この22話では、様々な人々の日常の風景が切り取られています。

本作は、このような”群像劇”が主題の作品です。


そして、【アニメ制作】という業界を取り巻く人々を描き、その実態を世に知らしめることが目的の作品でもあります。


それら全てが凝縮された第22話『ノアは下着です。』


これを観ずに本作は語れません!















■瀬川さんと宮森









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瀬川「エンドクレジットに”作監”の名前が出る意味わかる?

   良いものも悪いものも全部、こっちの責任になるんだよ。」











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宮森「分かります。

   立場は違いますが、私も一緒です・・・と思います。」











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瀬川「覚えておいて。

   クリエイターには、
   携わった話数1本1本が名刺代わりってこと。

   流して書く作品なんてないってこと。」











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宮森「はい」














今の時代、作品はデータベース化され、限りなく永遠に存在し続けます。


それは、クリエイターがどんなに良い仕事を重ねたとしても、1回の失敗が永遠に残り続けるということを意味しています。


だからこそ、クリエイターは名前が出る仕事は小さなものであっても力を抜かないし、細心の神経を使います。


それを理解していないスタッフがいて、クリエイターへの尊敬や配慮がないまま仕事をしているケースもあるのだと思います。


やっぱりアニメはアニメーターあってのことなので、その辺のリスペクトは常に忘れないようにしなければなりません。




















■りーちゃんと絵麻









  

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りーちゃん「アフレコ台本発注用の絵コンテを作ってるとこです。」

      「自分の一文に合わせて
      声優さんが演技するかと思うと、超ビビるっす!」











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絵麻「うん・・・、ビビるよね・・・。」










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りーちゃん「でも楽しいっていうか、ホントひゃーーーって感じで!」





絵麻「ひゃー?ブルブルじゃないくて??」

  「りーちゃんは怖くないんだね。」











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りーちゃん「何いってんすか絵麻先輩。

       本当に怖いのは、脚本家になれないことです。」






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りーちゃんって主要5人の中で一番“覚悟”を持ってるんだと思いました。


”この道で生きていく覚悟”を。


厳しい業界で働いていくには、文字通り命がけで決して逃げ道を作らない。


そんな泣き出したくなるくらい苦しい道を選んでしまったんですね。


でも、”好きなことを仕事にする”ってそういうことなんでしょう。




















■新川さんと堂本さん









  

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新川「ヨウちゃん、一人にしておいて大丈夫なの?」




堂本「だいじょぶだいじょぶ、もう中学生だし。」




新川「マジ!?もうそんなにおっきくなったの?」




堂本「背伸びてホント邪魔。一食で二合食べるからね。」




新川「お母さん大変だね。稼がないと。」




堂本「おまけに最近、
   『アニメの仕事したい』って言い出してさぁ・・・。

   頭痛いわー。」





新川「それは止めさせたほうがいいわ。

   普通のサラリーマンが一番だって。」





堂本「アイツ今お小遣い全部ラノベに費やしてるからね。

   でもねぇ本当にやりたいっつうんなら止められないしね。」

  「こういうのなんていうだっけ?『親の因果が子に報いる』?」





新川「違う違う!『蛙の子は蛙』

   報いちゃだめでしょ。」










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新川「つーか連携が取れてないんだよ。各話の制作がさ。

   自分の話数のことしか考えてないんだよね。」





堂本「それで自分の話数優先でモノ言ってくるから、ちょっとね。」




新川「動検(動画検査)通してって言ってるのに、
   なかなか通らないし。」





堂本「リテイク多すぎるし。その日の内に戻せって言うし。」




新川「打ち合わせの連絡はせめて3日前にしてほしいよね。

   前日に連絡とか、ムリダカラ-!





堂本「アップ日だけ知らされて作業量が分からないって、

   それどんな罰ゲームって感じ。」











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新川「堂本さんどう思う?

   葵嬢によるラスト2本のスケジュール。」





堂本「あれはねー、”夢”。”夢”で悪けりゃ”願望”?」

  「ていうか、今日が“最後の晩餐”かもね。」





新川「しばらく地獄だね。」




堂本「日本酒飲んじゃおうかな。あと牛すじ3本。」




新川「私バイスサワー!」














堂本さんって子持ちだったのかー!


あの落ち着きようと、聖母のような微笑みの理由がわかりました。


この2人おそらく同年代なんでしょうね。


見た目は正反対な2人ですが、女性がアニメ業界で働く厳しさを分かち合える”戦友”なのかもしれません。


制作男性陣の愚痴を言っていますが、まったく関係ありませんが、まるで自分が言われているようでドキドキしちゃいます。


どうかお手柔らかに!って思わず土下座しちゃいそうです。


あー、胃が痛い・・・・。




















■ずかちゃん







  

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テレビ「未来に羽ばたくアイドル声優の2人です!」




テレビ「わたしー旅行が好きなんですけど、
    予定が立てられないんですよ。
    急に収録日が変わったりするんで。」




ずかちゃん「じゃあ、代わってあげようか?」




テレビ「あとー、テストのときと仕事が重なると、
    やっぱりちょっと大変で。」




ずかちゃん「代わる代わる。」














ずかちゃんのダークな一面が垣間見られるシーンです。


「明けない夜なんかない」とは言いますが、とても単純な励ましはできない雰囲気です。


最終回まであとわずか、どうか救済をお願いします!


もしかしてブタの声出演あるかな?”うめぶー”つながりで。





















■平岡とタロー









  

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平岡「何になりてぇとか、
   何やりてぇとかんなもんとっくに捨てたよ。」





タロー「とっくにってことは前はあったの?」










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平岡「クソみたいなとこだったよ・・・。

   クソみてぇなヤツラが
   クソみたいなもんしかつくれねぇのは当たり前だっつの。

   なのに俺一人、間に入って、あっちに謝りこっちに謝り。

   さんざん間取り持って、調整して・・・・。

   バカか、俺は。」






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タロー「大ちゃんはバカじゃないよ。
    偉かったね大ちゃん、頑張ったねぇ。」















平岡の気持ち、よくわかるなー。


仕事ってちょっとボタンが掛け間違うだけで、全てがおかしくなってしまいます。


そして一度狂い出すと、正常化させることはよほどのことがない限り無理っすよね。


あー、また胃が痛い。


でも、それでも頑張るしかないんですよね。


じゃないとなんか負けた気がします、世界に。


↑のセリフは『ヨルムンガンド』から引用したので、あしからず。


一度言ってみたかった-。




















■絵麻と杉江さん









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絵麻「やっぱりまだ作監なんて無理・・・。」










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杉江「受けた方がいい。」

  「僕は”才能”というのは何よりまず、
   ”チャンスを掴む握力”と”失敗から学べる冷静さ”だと思う。
   
   絵のうまいヘタはその次だ。」

   「僕は僕よりうまい人間が、
   わずかな自意識過剰やつまらない遠慮のせいで
   チャンスを取りこぼすところを何度も見た。

   惜しいと思うよ、未だにね。僕は運が良かった。」











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絵麻「やってみます。」














”遠慮”は日本の美徳でありますが、こと仕事に関しては一概に良いこととは言えません。


自分を信じてとりあえずやってみる、ぐらいの感じでいいんだと思います。


例え失敗しても死ぬわけじゃないですからね。




















■絵麻と井口さん









  

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絵麻「なるべくご迷惑をお掛けしないよう頑張ります。」










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井口「ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。」














2人のセリフ、似ているようで言ってることは全然違いますよね。


これは今の井口さんと絵麻の経験やレベルの差なんだと思います。


でも1歩1歩、歩き続けていれば、いずれはキャラデザ・作監への道が!


がんがれ!




















■久乃木さん









  

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久乃木「・・・これは・・・。」










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演出陣「これは!!??」











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久乃木「これは!!!下着ですか!!!???」










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演出陣「これは下着です!」

    「ノアの下着です!」

    「それは白いです!」















今回のタイトル回収ということで。


他人とのコミュニケーションが苦手な久乃木さんが少し成長した瞬間です。


人間向き不向きがあることは間違いないのですが、苦手だからといってやるのを放棄するのはまた違うような気がします。


”できない自分”をちゃんと認めて、じゃあどうするかを考えるのが“前に進む”ってことだと思います。























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[ 2015/03/19 00:00 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

”競技かるたの殿堂”近江神宮に行ってきました。

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   ―――― 大津で『かるた』に恋をする。――――








近江神宮(おうみじんぐう)は、滋賀県大津市に鎮座する神社。皇紀2600年を記念して同年に相当する1940年(昭和15年)に創祀された。

祭神: 天智天皇(又の御名:天命開別大神(あめみことひらかすわけのおおかみ))
神徳: 時の祖神 開運・導きの大神、文化・学芸・産業の守護神

『小倉百人一首』の第1首目の歌を詠んだ天智天皇にちなみ、競技かるたのチャンピオンを決める名人位・クイーン位決定戦が毎年1月に行われている。このほかにも高松宮記念杯歌かるた大会・高校選手権大会・大学選手権大会なども 開催されるなど、百人一首・競技かるたとのかかわりが深い。競技かるたに取材した漫画・アニメ『ちはやふる』の舞台ともなった。
(Wikipediaより)












去る3月某日、近江神宮 に行って参りました。


当初は滋賀県に行く予定はありませんでした。しかし、京都まで来たときに 「これは行かねば!」 という思いが急に燃え上がって、勢いのまま次の日にアタックをかけました。















当日はテンションがかなり上がってました。


まず正面の鳥居のところにもう『ちはやふる』の広告が!!





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千早達が登ったであろう階段をしっかりと踏みしめ。





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来ました 『楼門』





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朱色が鮮やかできれい。神社に相応しく神秘的な雰囲気も兼ね備えておりました。










その後、瑞沢の部員達のように本殿でしっかり参拝。





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境内にはかるたに関する展示品が多くあり、”競技かるたの殿堂” に相応しい。





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次に今回の本命というべき場所に向かいました。


その場所とは、『勧学館』





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ここは、毎年名人位・クイーンの試合が行われる 【浦安の間】 がある建物です。


学生の全国大会の会場としても使用されており、『ちはやふる』でも登場します。


まさに、『競技かるた』『ちはやふる』にとっても ”聖地” となっています。















そしてなんと、職員の方の計らいで【浦安の間】を見学できるという幸運に恵まれました!






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2階に上がって、だんだん【浦安の間】が近づいてきます。ドキドキ。















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キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!










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キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!










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キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!











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キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!















いやー、すっかり堪能させていただきました。


ふと畳のふちを見れば、これは激戦の跡か・・・・・っ!?





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ここで千早が頑張ってたんだなぁと、感慨深い気分にしばらく浸らせていただきました。


目を閉じれば、まるでマンガの世界に飛び込んだような錯覚さえ覚えます。


これが ”聖地巡礼” の醍醐味ですね。















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「私がいるのはどこ?

 勧学館 浦安の間の―――― 読手さんのいちばん近く」








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    「―――― ”勝利 確定席”!!!!















■追記





境内で【御朱印】をいだたきました。(300円)





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他の神社のものより印鑑の朱色が鮮やかで、全体的にかわいいデザインになっています。


行った際はぜひお求めになることをオススメします。


































【関連記事】

・聖地巡礼【言の葉の庭】 [2013/07/27]















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[ 2015/03/15 20:41 ] | TB(0) | CM(0)

明日の予定

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   ”そうだ、 明日 ――――


     ―――― 近江神宮に行こう。”








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[ 2015/03/11 20:35 ] | TB(0) | CM(0)

旅の必需品  ―――― ”TO SEE THR WORLD” (世界を見よう)

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この記事アップされているとき、私は旅に出ています。


まとまった自由な時間があり、遠出する用事があったため、そのついでに念願だった
“一人旅” を実行しようと決心しました。


特にこの願望は昨年、映画『LIFE! The Secret Life of Walter Mitty』を観てから強くなりました。





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劇中で主人公が勤める会社が発行しているフォトグラフ雑誌『LIFE』の標語を今でも思い出します。











 「”TO SEE THR WORLD” (世界を見よう)

 ”THINGS DANGEROUS TO COME TO” (危険でも立ち向かおう)

 ”TO SEE BIHIND WALLS” (壁の裏側をのぞこう)

 ”TO DRAW CLOSER” (もっと近づこう)

 ”TO FIND EACH OTHER” (お互いを知ろう)

 ”AND FEEL” (そして感じよう)

 ”THAT IS PURPOSE OF LIFE!” (それが人生の目的だから!)」 











この記事を書いているのは、出発の前日、荷造りの真っ最中です。


そこで、自分なりの “旅の必需品” をこの機会に考えていきたいと思います。











①リュック




荷物はあるけど両手がふさがるのは何かと不自由です。


大きくもなく、小さくもないちょうど良いサイズ。


そして、都市部でも自然の中でも違和感がない使い勝手とオシャレな感じが両立できるものが最適です。


今回はこのリュックを新しく購入しました。↓↓↓











5000円台と買いやすい価格設定と、カッコイイ外見に惹かれて即購入を決めました。











②カメラ




私は1台デジカメを持っているのですが、遠出する際はできるだけ持って行くようにしています。


もちろん素人なのでろくな写真は撮れないのですが、100枚に1枚ぐらい奇跡的に良い写真が撮れることがあります。


自分が体験したことを切り取って、後でその写真を見ればそのときのことが鮮明に思い出される。


写真はまさに ”思い出の付箋” ですね。





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③本




以外と旅って所々時間が空いちゃうときがあります。


移動のときとか、早めに宿に着いてしまったときとか。


そんなときのために、読まずに積んでおいた本を持って行きましょう。


今回は、去年の【本屋大賞】を受賞した 『村上海賊の娘 上・下』 を旅のお供にしたいと思います。
















④音楽




旅を彩る音楽も欠かせないものです。


今回は上で述べた映画『LIFE!』の主題歌 『STEP OUT』 を旅のテーマソングにしよう!と自分で勝手に決めました。
















帰ってきたら、ぜひ旅路のことを記事に書きたいと思います。


もし良かったら見てください。


















【関連記事】


・LIFE! ―― The Secret Life of Walter Mitty [2014/04/20]















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[ 2015/03/10 00:00 ] | TB(0) | CM(0)

パラダイスレジデンス  ――――この寮でたくさんの”大好き”を見つけていく。

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パラダイスレジデンス 0(アフタヌーンKC)
パラダイスレジデンス 1(アフタヌーンKC)
著者:藤島 康介
発売元:講談社
発売日:2015/2/23











【注目キャラクター】



「崖があったら登る。

 それが 小鳥遊初音 だよ!!」




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小鳥遊 初音
この物語の中心人物。
橘花(きっか)学園の生徒。食べることと寝ることにしか興味が無いと思わせる。納豆が苦手で、大好物はプリン。
愛車はCKデザインのミニバイク仔猿( Z31-A )。












【レビュー】





      「好きなもの、 カレー バイク 友達 桜の花 プリン。

      嫌いなもの、 納豆 宿題 あのプリン。」




     「じゃあ、ここは?」




     「ここ? ここは―――― 

     多分これから 好きになる。








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橘花学園第一女子寮(通称・てっぺんさま)の寮生・小鳥遊初音は、朝起きられなかったり納豆が苦手だったり、三大欲求に征服欲を持ってたり、出会いを求めてはんぺんをくわえて登校したりする女の子。

プリンやカレーにも目がないようです。

今日も他の寮生を巻き込み、好きなものに囲まれ、彼女の騒がしい日常が始まります。
(作品紹介より)

















■藤島康介が描く”女子寮グラフィティ”





『ああっ女神さまっ』 の藤島先生の新作が発売されました。


今作の舞台は、女子校にあるオンボロ女子寮。


個性豊かな女子高生達の日常を覗き見できるドキワクな展開です。










ストーリー自体は目新しいものはなく、キャラクター達の毎日をコメデイタッチで描いているのみです。


しかし、各キャラクターが自然な形でしっかりと確立されているので、それだけで読めてしまいます。


『スタムダンク』の作者・井上先生が、


「キャラクターが魅力的なら、
   何気ない日常を描いてもちゃんと面白くなる」



という趣旨のことをおっしゃっていました。


本作はまさにこれを証明している作品だと思います。















■もうひとつの『パラダイスレジデンス』





コミックス化に先駆けて、講談社ラノベ文庫にて小説版が刊行されています。(続刊2巻)


マンガでは初音達が入学して3ヶ月後、7月から物語が始まっています。


小説版ではそれ以前、初音達が入学し、第一寮に入寮時からスタートしているため、初音と寿々花の出会いや親密になっている過程を知ることができます。


また基本的に各話完結のマンガよりも、1巻が長編としてまとまっています。そのため、キャラクターの掘り下げや、説明が丁寧にされています。


マンガ版・小説版同時に読み進めることでそれぞれが違った見え方もしますし、新たな発見もできると思います。


作品をより知ることができるツールとして、ぜひ小説版を読むこともオススメです。









































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[ 2015/03/06 00:00 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

ハケンアニメ!  ―――― あなたに、きっと覇権を取らせてみせる。

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ハケンアニメ!
著者:辻村 深月
イラスト:CLAMP
発売元:マガジンハウス
発売日:2014/8/22











【注目キャラクター】



「アニメは、それを観た各自のものだよ。

 そこじゃもう、作り手のことなんか関係ない。

 俺が作った『リデル』を、俺以上に愛してくれる人はいるし、
 俺の作品に一番詳しいのは俺じゃないくていい。

 それは、そこに一番愛情を注いだ人のものなんだ。」



「リア充どもが、
 現実に彼氏彼女とのデートでセックスに励んでる横で、
 俺は一生自分が童貞だったらどうしようって
 不安で夜も眠れない中、
 数々のアニメキャラでオナニーして青春過ごしてきたんだよ。

 だけど、ベルダンディーや草薙素子を知ってる
 俺の人生を不幸だなんて誰にも呼ばせない。」




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王子 千晴
”天才”アニメ監督。32才。
9年前に初監督アニメ作品『光のヨスガ』が大ヒットを記録し、業界に新風を巻き起こした。
容姿も名前通りのイケメンであり、”アニメ界の星の王子様”と呼ばれた。












【レビュー】





「アニメもフィギュアも、男も女も、

 この業界周りで働く人たちは、皆、総じて ”愛” に弱い。



 自分のやっていることに誇りを持っています、これが好きです、

 というのを見せられてしまうと、

 簡単にたらされ、ほどされてしまう。



 そうやって盛り上げて決めた話の後で、結果、

 愛だけじゃどうにもならないお金の問題が発生して揉めたり、

 地味な作業に地獄のように追われることになっても。



 この業界の人は、やっぱり、皆、総じて、愛の人だ。」








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監督が消えた! ?

伝説の天才アニメ監督・王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。

プロデューサーの有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。

同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と次々にヒットを飛ばすプロデューサー・行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。

ハケンをとるのは、はたしてどっち?

そこに絡むのはネットで話題のアニメーター・並澤和奈、聖地巡礼で観光の活性化を期待する公務員・宗森周平……。
ふたつの番組を巡り、誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び新たな事件を起こす!

熱血お仕事小説。
(作品紹介より)

















■本屋大賞ノミネート!【アニメの現場】を描く連載小説





本作品は雑誌『anan』に掲載されていた連載小説が単行本化したものです。


アニメーション制作業界で働く人々が、そのシーズンに放送された作品の頂点(=覇権)を目指す姿やそれぞれの人間関係を等身大で描いた群像劇であり、3話の短編と最後のエピローグで構成されています。


舞台となっているのがアニメ制作の現場ということで、昨年からドハマリしているテレビアニメ 『SHIROBAKO』 と平行してみると、更に【業界】について詳しくなれる自分的歓喜!な作品です。


もちろん創作物なので、『SHIROBAKO』も本作も現実を忠実に描くというよりは、もう少し面白可笑しくフィクションが織り交ぜていることは分かっています。


しかし、私も制作側の方々のインタビューや対談、出演されてラジオなどを聴いているので、上記の2作品の中に、確かに ”現場の声” が込められているのが伝わってきます。
実際、本作の巻末に様々なアニメ関連の人々への謝辞が載せられており、綿密な取材の跡が見受けられます。










昔ならこんなアニメの裏側を描くような作品は受け入れられなかったように思います。


時代が変わったということなのかもしれません。


エヴァの放送から20年が経ち、その衝撃を受けてアニメ業界に就職したファンは力を付け、第一線で制作に関わっていることでしょう。


コミケを中心とした【同人文化】も発展し、同人作家から数々のプロの漫画家が誕生しました。そして、プロを続けながら同人活動を平行して行うことも珍しくありません。


声優界においても、声の出演だけに留まらず、歌い、踊り、トークをし、イベントやライブに出演と生身でファンと触れ合う機会が圧倒的に増えました。


もしかしたら今が、ファン側と作り手側の距離が今までで最も近くなっている時代なのかもしれません。


作り手側の顔が見えてくると、「あの人が作った作品なんだ」 と実感し、自然と親近感と沸いてきます。ファンがアニメ作品自体よりも作り手側に興味を示し、共感し、更にアニメが好きになっていく。そんなプラスの循環が生まれていきます。



大きなムーブメントが動きだし、その流れに乗った本作はヒットするべきしてヒットした作品だと言えます。










本作が発売されたのは、去年の8月ということでしたが、当初私はその存在を知りませんでした。


知るキッカケとなったのは、本作が今年の 【本屋大賞】 にノミネートしたからです。


【本屋大賞】とは、『全国書店員が選んだいちばん! 売りたい本』というキャッチプレーズのもと、書店員の投票により入賞を決定するという新しい形式の文学賞です。


過去には 『海賊とよばれた男』『舟を編む』 が大賞に選ばれるなど、その結果の信頼性が高く、私もこの賞を確認して読む本を選んでいます。


本作がノミネートされたということは、アニメに関係がない書店員の方々にも単純な物語としての面白さが評価されたということです。


できればこの本が起爆剤となり、更にアニメ業界に様々な人材が入り、より活性化していくことを期待します。















■女性の目から見た【業界】




著者が女性であること、そして連載していた雑誌女性向けであったことから、主人公が全員女性という設定になっています。


一章 『王子と猛獣使い』 では、アニメ制作会社のプロデューサー・有科香屋子


二章 『王女と風見鶏』 では、アニメ監督・斎藤瞳


三章 『軍隊アリと公務員』 では、作画スタジオの原画マン・並澤和奈


3者は職業もアニメとの関わり方も異なっています。多角的な視点で語られる物語により、【業界】を深く立体的に読者にみせることができます。


各章は独立した話になっていますが、前の章で次の章の主要人物がチラっと出てくる ”呼び水” 的な手法を取っていたり、最終章では、それまでの人物が入り乱れる ”お祭り” 状態(本当にみんなで祭りに参加する)になるなど、読者が読むことに夢中にさせる要素がたくさんあります。










アニメ業界で女性はマイノリティに属しています。


男性側から見た世界とは別の世界を見ており、新しい発見や、逆にすごく共感出来る点など、面白い体験をさせてくれました。


様々な障害を乗り越えながら”作品を創る”という一点を目指し奮闘する女性の姿は、まるで戦場で皆を導く女神のような神々しさと気高さを感じさせます。


もはや彼女達の生き様こそが一つの”作品”であると言えます。















■”覇権アニメ”とは





本作のタイトルにもなっている ”ハケンアニメ=覇権アニメ” についても語っておきたいと思います。


”そのクールで最も人気があった作品”ということですが、何をもって順位を決めるのか?


円盤の売り上げか?視聴率か?グッズの売り上げか?


どれも微妙にずれているように思います。


ちなみに作中では、「どの作品が印象に残ったか」「個人の趣味だ」 という曖昧な基準となっています。


言い得て妙だなと感じました。










結局のところ私にとって”覇権アニメ”とは、その圧倒的な存在の前に平伏してしまうような作品を指します。


まさにアニメという形をした ”覇王” です。


”覇権アニメ”となる作品は、第1話の頃はアンチのコメントが多かったとしても、徐々に視聴者は飼いならされていき、最後には賞賛の言葉しかありません。


私達は弱い自分達のことを支配し、一緒に高みへ連れて行ってくれる”覇王”を、毎クール探しています。










アニメは、それが人によって創り出されたものであっても、完成した瞬間に命が吹き込まれると私達は信じています。


毎クール新しい命が50本以上生まれ、その中から新たな“覇王”が勝ち残る。


そんな戦国時代の早回しのような光景を、私達は3ヶ月に一度目撃できます。


なんと幸せなことでしょうか。


これだけでも生きていく価値があるように思えます。















■追記





本作品をフューチャーしたサイトが開設されています。





『辻村深月「ハケンアニメ!」の感想・あらすじ』
http://ameblo.jp/bluerose-cat/





各短編のあらすじや人物紹介などのメニューの他、単行本には未収録の雑誌連載当時の挿絵も掲載されています。この記事にも転載させていただきました。


本作をまだ読んだことがない人は、まずこのサイトをご覧いただくとその魅力に入りやすいのではないかと思います。









































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[ 2015/03/02 22:30 ] ライトノベル | TB(1) | CM(2)
プロフィール

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Author:F
昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

このブログでは、私が出会った2次元作品についてのひとり語りをココ、”秘密基地<セーフハウス>”からこっそり更新しています。

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