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ドリフターズ 4  ――― 薩奸死すべしッ・・・・!

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ドリフターズ 4(ヤングキング・コミックス)
著者: 平野 耕太
発売元:少年画報社
発売日:2014/10/27











【注目キャラクター】



「貴様らに 士道はないのだな」
  

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土方 歳三
日本幕末の新撰組副長。廃棄物となり黒王軍に加わっている。
外見は新撰組在籍時の隊服ではなく、箱館戦争時における洋装の軍服姿。普段は寡黙で口を開くことすら滅多にない。城門をも破壊する二刀流の剣技と、複数の新撰組隊士の幻影を用い周囲を斬り刻む能力を持つ。
薩摩と島津家を「薩奸」と呼んで嫌悪しており、豊久との初対決では感情を爆発させた。












【レビュー】





「各地の軍は任地で軍閥化し、
    独立割拠・群雄割拠するだろう。

―――だが 心配無用。

この俺 群雄割拠滅ぼすの得意中の得意。

以前ちょっと天下布武かじった事があるんで。

   




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戦中に異世界に迷い込んだ島津豊久は、織田信長や那須与一と共に、漂流者として、サムライの誇りをかけた国盗りを開始! !

人間、エルフ、ドワーフを味方にして快進撃の中、豊久の前に立ちはだかる敵は……! ?

歴史上の英雄たちのアクションファンタジー! !
(作品紹介より)












■”国盗り(クーデター)”決戦





サンジェルミ伯の手引きにより、オルテ帝国の首都・ ヴェルリナ に潜入した豊久達ドリフターズ。




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一気に中枢を攻め、オルテを無傷で手に入れることが目的です。










しかし、そこに廃棄物(エンズ)の影が・・・・。




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”怪僧”ラスプーチン が既に潜入を果たし、エンズの軍勢を引き入れていたのです。


このラスプーチン、サンジェルミ伯と顔馴染みな様子。




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  「―――”サン・ジェルマン伯”

  考える事は似たような事だったかな

  あいかわらずバカみたいな格好して」





ラスプーチンの言動から、サンジェルミ伯はやはり サンジェルマン伯爵 だということが確定しました。




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ただ実在のサンジェルマン伯爵も謎の多い人物でその詳細はあまり伝わってはいません。


彼がどのような経緯でこの世界に飛ばされ、どのようにオルテを建国・支えてきたのか。


彼とドリフターズをこの世界に送り込んだ紫との関係は。


なぜ何十年も歳を取らないのか。


数々の疑問と共に、これからのサンジェルミ伯の動向も楽しみにしていたいと思います。










オルテを賭けてのドリフターズとエンズの戦い。


ドリフ側はサンジェルミ伯領の精鋭500人の援軍を得て、軍勢を3手に分けます。




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すなわち――――


①信長率いるサンジェルミ伯精鋭・鉄砲衆


②豊久率いるドワーフ・歩卒


③与一率いるエルフ・弓衆



この3部隊により、侵攻してくるエンズ軍を迎え撃ちます。










ここで鍵を握るのが、鉄砲衆の活躍です。


この世界では【鉄砲】が存在せず、戦いにおいては剣と弓が主要な武器でした。


今回の戦いが世界初の大規模な ”銃撃戦” となるのです。


まさに信長が 【長篠の戦い】 で武田軍に対して行ったことの再現です。




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未知の攻撃にエンズ軍は大混乱に陥ります。


そこを逃さず弓衆が矢を畳み掛け、豊久率いるドワーフ歩兵が一気に突撃します。




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全ての歯車がガッチリ噛み合ったこの戦法はエンズ軍を圧倒し、戦いを優位に運んでいくことに成功します。















■薩摩 VS 新選組 ――時代を超え相対す





そんな中、豊久の前に立ちはだかったのが新選組・ ”鬼の副長”土方歳三 です。




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新選組と言えば幕末に幕府陣営で活躍した組織として広く知られています。


そして新選組と敵対し、壊滅に追い込んだのが新政府軍であり、その中核は薩摩・長州の連合軍でした。


豊久の子孫である薩摩武士が土方にとっては仲間達の敵なのです。










そのため土方の薩摩に対する強い恨みを持ち、感情が溢れ出る場面が印象的でした。




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 「島津薩州の者というだけで、
    お前を斬る100万の理由に勝る。」








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 「薩奸死すべしッ・・・・!」







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 「しぃいぃ まぁあぁ ずぅうぅ」











彼のエンズとしての能力は 『複数の新撰組隊士の幻影を用い周囲を斬り刻む』




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その幻影はまるで恨みを残して戦死した新選組隊士の亡霊のようにも見えてきます。










この両者の対立は、ただ単に敵味方という立場の違い以外にもあるように思えます。


それは、豊久達戦国時代の ”侍” と、土方が生きた幕末の ”武士” との概念の違いです。


戦国時代は ”領地””死に場所” を求めた純粋な時代でした。


しかし、250年の太平の江戸時代になり、その存在は変質を見せます。


侍が武士という 【身分】 となり、封建社会における利権を一手に独占します。


その身分による特権・利益に皆が執着・固執し、思想はどんどん歪んでいったのではないのかと思います。


そんな時代で土方は理想の武士像と現実の狭間に悩みながら生きなければなりませんでした。


土方から見れば、自分の好きなように振舞っている豊久が心底羨ましい、嫉妬の対象に思えたのかもしれません。










2人の戦いは、エンズ軍がほぼ壊滅したことにより土方が戦線を離脱することで中断します。




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今回の戦いで2人の間にはかなりの因縁が生まれました。


前巻のジャンヌも同じことが言えますが、豊久は我知らず人の心をかき乱し、忘れさせないある意味での ”モテ” 要素を生来持っているように思えます。















■明智光秀、廃棄物(エンズ)にて参戦





前巻で行き倒れているところを源義経に発見された謎の武将。




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『桔梗紋』 が着物にあり、もしかしたらと思っていましたがその全貌が今巻で披露されます。




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―――― 明智 ”惟任” 光秀


信長に謀反し、死に追いやった ”逆賊” の代名詞的人物です。


エンズ陣営についた光秀の具体的な立場は不明ですが、恐らく 【軍師】 的な働きをすることが予想できます。


光秀の策略にオルテを手に入れたドリフターズがいかに対抗していくのか、これから物語は大きく流れていきます。


































【関連記事】

・ドリフターズ 3 [2013/03/20]
・ドリフターズ 1 [2010/07/11]















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[ 2014/10/31 00:38 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

今期視聴確定作品【2014年秋アニメ編】  ―― 秋の夜長にアニメはどう?

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■今期は苦戦中





今期が始まって約1ヶ月が経過しようとしている今日この頃。


新作アニメが50本近く発表されている中で、今のところ毎週視聴継続できているのが2本という状況です。


これは、一人のオタクとして恥ずべき事態だと思っています。


作品の質が悪いというわけではなく、私自身のモチベーションの問題です。


しかし、その悪い状態でも毎週楽しみに観れる2本というのは、相当自分好みのアニメだということもまた言えます。


この2本は私の生涯においても掛け替えのない作品・・・・・になるのかもしれません。















■視聴確定作品





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『PSYCHO-PASS サイコパス2』

一昨年大ヒットしたシリーズの第2弾です。


今期では脚本に冲方先生を新たに迎え入れ、更にパワーアップを果たしました。


毎話緊迫のストーリーとスピード感のある急展開、そして異常で奇妙な事件にもう目が離せません。


前期のキャラと新キャラの絡みも見所の1つです。


前期の主役の1人・狡噛慎也の再登場はあるのか!?



























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『SHIROBAKO』

P.A.WORKSが今期放ってきた話題の作品です。


とあるアニメ制作会社を舞台に新人制作進行の視点で、アニメ制作の現場をリアルに描いています。


端々に水島努監督の自虐ネタが散りばめられており、かなり笑えます。


そして、『アニメを作る』 ということに大人達がどれだけ汗と涙を流しているのかを知ることができます。


アニメを観る者は必ず観るべき作品だと思います。






























【関連記事】

・今期視聴確定作品【2014年夏アニメ編】  ―― 今年も熱い夏になりそうだ。 [2014/07/29]















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[ 2014/10/29 02:19 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

ちはやふる 26   あなた一人を、思ってきた―――。

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ちはやふる 26(BE LOVE KC)
著者: 末次 由紀
発売元:講談社
発売日:2014/10/10











【注目キャラクター】



「【受験生】とは
 『勉強の習慣がついている者』のことです。

 ―――勉強をし、疑問を持ち、理解し演習する

 これが習慣となっていますか。

 社会に関心を持っていますか。

 大学入試の範囲は教科書だけでなく
 あなたたちの ”人生全部” です。」

  

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宮内 妙子
瑞沢高校の化学教師で、通称「女帝」。国立理系で、体育会系。千早の担任→太一と勉の担任。
テニス部、バドミントン部、化学部の顧問だったが、後にかるた部の顧問も兼ねる。かるた部については当初遊びの延長と考えていたが、真剣にかるたに取り組む部員の姿を目の当たりにして考えを改め、積極的に協力するようになる。スパルタ肌で厳しい先生ではあるが、千早を気にかけるだけでなく部員に襷を授けたりかるた部の部室を守ろうとする優しい一面を兼ね備えている。












【レビュー】





  「―――”受験生”みたいでした。

  【名人】になるために人生全部で準備をしてきたような。

  そしてそれを、楽しんでいるような。」

   




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周防久志の5連覇と永世名人がかかった名人位決定戦。10時間にも及ぶ激戦は、周防名人の防衛によりついに幕を閉じた。5連覇して引退を公言してきた周防の発言に注目が集まる中、観戦席から現れた新は自分が来年倒しに来ると宣言。どよめきに包まれる会場で、周防は新に1年の猶予を与えたのだった。

一方、そんな二人の姿に思わず立ち尽くす太一は、翌日開催の高松宮杯大会で新と対戦することになり――?

揺るぎない決意、果てしなき挑戦を誓った者たちが、新しい一年への一歩を踏み出してゆく――!!
(作品紹介より)












■4月2日【太一杯】開催





高松宮杯で新に負けてから沈み気味な太一を元気づけるため、千早達はあるイベントを企画しました。


その名も、【太一杯】


太一の誕生日に合わせ、サプライズ大会を開催したのです。




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手作りの大会Tシャツ、手作りの選手カード、そして優勝賞品は太一のキス(笑)


いつもの緊迫した試合ではなく、みんなが笑いながら楽しめるこんな大会もたまにあってもいいでのは?















■春 ―――”終わり”と”始まり”の季節





千早達が3年生に進級した春、他のライバル校でも様々な出来事が起こっていました。










北央学園では・・・・・




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「新部長のヒョロは
 プレッシャー感じてるかもしれないけど・・・・

 おまえの情熱が プライドが
 東京一で 日本一だってみんなわかってるからがんばれよ!」





瑞澤高校かるた部と長年の好敵手である北央の新たなスタートに幸あれ!










富士崎高校では・・・・・




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   「―――ねえ。

   僕たちのつくってきたかるた部は もっと

   美しいと思ってたけど?」





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                   ” ザ ッ ”




最近は理音に夢中で緩みっぱなしの真琴先輩ですが、さすがは”常勝”富士崎のレギュラー、締めるとこは締めてくれます!










福井では・・・・・




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 「俺と滉(ヒロ) 藤岡東に受かったんやで。

 後輩やで 一緒に作ろっさ かるた部





南雲会の新の後輩2人が同じ高校に入学することが決まりました。


これは来年の団体戦出場は確実か!?


新が個人戦・団体戦二冠を狙う、まさに”かるたの鬼”と化すのか!!















■太一の想い、千早の想い





今巻の終盤、千早と太一の関係は急展開をみせます。


太一が千早に告白したのです。




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 「好きなんだ 千早が。

 千早の爪が好きだ 指が 笑っている顔が

 ずっとずっと 小さいころから――――。」





それに対する千早の答えは




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千早はこれで幼なじみ2人に告白されたことになります。


その間に挟まれて、苦しい胸の内が垣間見えます。










その後、太一はかるた部を退部してしまいます。




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 「やれねーよ かるた。

 いま 百枚全部 真っ黒に見えんだよ。」





太一にとって、かるたへの情熱と千早への恋心は重なる部分が大きかったのでしょう。


今の太一にとって【かるた】とは何なのか。


自分だけで答えを出さなければなりません。


私は太一が自分でまた立ち上がってくると信じてますし、それを待ち続けたいと思います。










次巻からは新年度が本格的に始まります。


注目は新入部員が入るのか、ですね。


千早達3年が抜けた後に部を引っ張っていくことになるので、実力者であることが求められます。


それが千早タイプなのか、新タイプなのか、太一タイプなのか、はたまた須藤さんタイプなのか。


キャラタクター性をどう描いていくのか、かなり楽しみです。


































【関連記事】

・ちはやふる 25  ―― いま明かされる名人の強さのゆえん。 [2014/07/20]

・ちはやふる 23  ―― 勝敗は、指先のみぞ知る。 [2013/12/20]
・ちはやふる 22  恋したんだ、きみの夢に―――。 [2013/09/21]
・ちはやふる 21 [2013/06/13]
・ちはやふる 20 [2013/03/24]
・ちはやふる 19 [2013/03/01]
















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[ 2014/10/25 10:00 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

無責任艦長タイラー  ――― 宇宙一の無責任男!!

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無責任艦長タイラー
企画 - タイラープロジェクト
原作 - 吉岡平/小説版イラスト:都築和彦(富士見ファンタジア文庫刊)
監督 - 真下耕一
シリーズ構成 - 川崎ヒロユキ、真下耕一
キャラクターデザイン - 平田智浩
メカニックデザイン - 伊藤浩二、増尾昭一
美術監督 - 佐藤勝
カラーデザイン - 池さゆり
撮影監督 - 池上元秋
編集 - 森田清次
音楽 - 川井憲次
音響監督 - 松川陸
プロデューサー - 岡崎千代、田口智幸、久保真、由井正俊
制作 - タツノコプロ
製作 - テレビせとうち、ビックウエスト、タイラープロジェクト
放送期間 - 1993年1月25日 - 7月19日
話数 - 全26話











【注目キャラクター】



「やるだけのことをやれば、後は何とかなるさ」
   

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ジャスティ・ウエキ・タイラー
「楽がしたいから」という理由で軍に入隊。年金課に配属され、年金を届けに行ったハナー元提督宅にてテロリストの立て篭もりに遭遇しこれを解決。二等兵から少佐へ特進し『駆逐艦そよかぜ』の艦長に就任することとなる。
女好きでだらしない性格、兵法に対する知識もからっきしであるが、そのくせ悪運だけはやたら強い。そんな経緯がユリコやヤマモトのストレス源となるが、純粋、かつ穏健な心と誰よりも強い信念を秘めており、決して強運だけでない彼の人となりがクルー全員の心を一つにさせていく。












【レビュー】





「一度しかない人生だもの。

 他人に振り回されないで、
    自分の好きなことを好きなようにやる。」

   




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時は未来、地球と惑星ラアルゴンとの戦争のさなか、主人公の放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーは楽な仕事がしたい!と、地球軍に入隊してしまい、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長にまで出世してしまう。

けれども持ち前の強運で数々の難事件を乗り切り、気づけばラアルゴン帝国の大艦隊を「そよかぜ」1隻で撃退するまでになる。そして、ラアルゴン帝国の皇帝ゴザ16世のアザリンはタイラーに興味を持ち始める。
(作品紹介より)












■”ギャグスペースオペラアニメ”の先駆け





主人公タイラーが 「楽がしたいから」 という不純な動機のもと、地球軍に入隊するところから物語が始まります。


無責任でいい加減な性格のタイラーでしたが、ひょんなことから 宇宙駆逐艦【そよかぜ】 の艦長に任命されます。


タイラーは危機に直面しても慌てない飄々とした態度と、軍人に似つかわしくない柔軟な思考によって戦果を重ねていくことに成功します。


始めは彼を嫌っていたクルー達も徐々にその人間性に魅了され、いつしか【そよかぜ】は敵国ラールゴン帝国側でも一目置かれる一大戦力に成長していくのです――――










本作品は私の記憶にある限り、日本アニメの ”ギャクスペースオペラ” の最も古い作品だと思います。


それまでの日本アニメにおけるスペースオペラ作品といえば、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河英雄伝説』『スペースコブラ』 など主に宇宙を舞台とした戦争や冒険といった壮大でシリアスな作品が主流でした。




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しかし、本作はギャク満載の娯楽アニメという側面が強く、全編に渡ってそれが反映されています。


【宇宙】という特殊な環境ながらその描写により、より身近で親近感を持てる作品作りをしていると思いました。


この後も、90年代では 『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモトヨーコ』 『機動戦艦ナデシコ』 、2000年代に入ってからは 『モーレツ宇宙海賊』 『スペースダンディ』 など同じような作品群が制作され続けています。




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今日まで連綿と続くアニメの1つのジャンルを作り上げた本作の功績の大きさは測りしれません。















■マイ・フェイバリット・エピソード『15話 キンキン危険な病原菌』





15話が本作の中で1つのターニンツ・ポイントとなっており、物語が新しい展開を迎える重要な回でもあります。


この回では、敵国ラールゴン帝国のスパイである人造人間・ハルミの葛藤と、タイラーとのおしゃれな会話が最大の見所です。


ハルミは【そよかぜ】に新種のウイルスを持ち込み、クルー達を行動不能にするという任務を与えられました。




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ハルミは既にスパイだということをタイラーには知られていましたが、他のクルーには秘密にされており、穏やかな日々を送っていました。


タイラーの優しさに触れたハルミは、ラールゴンから与えられた任務を実行するべきか悩んでいました。


そしてある決意を固めるのです。










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「私はずっと艦長のそばにいますわ。

 ――― たとえ、艦長がどこに行こうとも。」








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「本当!?じゃあ、温泉に行こう!

 たまにはみんなに温泉に行って、のんびりしたいよねぇ~。」








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「もしもあなたがラールゴンの捕虜にでもなったら
 
 ・・・・・私が艦長をお守りします。」








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「んー、ラールゴン帝国には温泉があるのかな?」











その後、ウイルスが艦内に蔓延し、ほとんどのクルー達は寝込んでしまいます。


この機に乗じてラールゴンの艦船が攻めてきますが、【そよかぜ】に為すすべは残されていませんでした。




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敵からの要求は、ウイルスのワクチンと引き換えにタイラーの身柄を引き渡すこと。


タイラーはこの要求を飲み、ラールゴンの捕虜となることが決まりました。










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「【そよかぜ】のみんなには心から悪いことをしたと思っています。」







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「ハルミさんも辛かったね。

 ―――― ”温泉”に連れて行ってくれる?」








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「―――― はい、艦長。」










ハルミはタイラーと運命を共にする覚悟でしたが、タイラーの計らいによりハルミは【そよかぜ】に残り、ラールゴンへはタイラー1人で向かうことになります。


そして、別れの時――――。










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「艦長、あなたは私に”人の心”を与えてくれました!
 
 人造人間の私が笑いや涙を知ることができたのは、
 あなたと出会えたからです。

 あなたと同じ時間を過ごして、
 初めて私は、心の素晴らしさを知ったんです!」








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「艦長!

 私はあなたを ―――――(爆音)―――――。」
















■現代キャラにはないタイラーの魅力





最後に本作の主人公・タイラーについて語っておこうと思います。


タイラーの魅力は、何といってもその ”人間性” にあります。


彼と関わった人間はその”人間性”に魅了され、敵味方問わず、タイラーに絶対の信頼を置くようになっていきます。


そこには絵的な派手さはないものの、”心理描写の妙” とでも言えるカタルシスは確かに感じられ、それが作品を観続ける中で快感に変わっていくのです。


特別な力を持たないはずの ”弱者” が、”強者” をバシバシ倒して活躍していく様は、本当の意味で現実を生きる私達に勇気を与えてくれます。










今まで観てきたアニメを思い出してみると、このようなタイプの主人公が圧倒的に少ないということに気づきました。


逆によくある設定としては、『普通の人間がある日突然何かしらの能力に目覚める』 または、『普通の人間に見えて実は超チート』 なんてものが挙げられます。


どちらも物語のファクターとして、わかりやすく主人公に【強さ】を与えることによって、【特別な人間】なんだという意識を瞬間的に視聴者が理解できるようにしています。


また、鬱屈した生活を送っているオタク達にとって、「俺もいつか能力に目覚めるのではないか!?」 という夢を見せてくれ、それが作品の人気につながるのではないかと考えられます。









そう考えてみると、本作品がいかに手間が掛かっているか、丁寧な作品作りをしているかが伺い知れます。


これぞ監督や脚本などスタッフ達の努力の賜物であり、クリエイターとしての理想の高さが併さった結果なのでしょう。


深く知れば知るほど底が見えなさがハンパないです。


何よりも、劇中でヤマモト大尉がタイラーに影響を受け目覚しい成長をみせたように、本作品を見た私自身もタイラーのようになれるのではないかという勇気を与えてくれるアニメの歴史の中でも屈指の名作だと思います。
















































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[ 2014/10/19 13:50 ] アニメ | TB(0) | CM(0)

タニザワトモフミ / "世界一周ノスゝメ"

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”旅” に行きたいという欲求はあれど、実行しようとすると尻込みしてしまいます。


お金がないとか、疲れるとか、時間がないとか・・・・


そして、そんなことを考えている内にモチベーションも下がっていってしまいます。


尚更、海外に旅行に行くなんて生涯1度もないんじゃないかと思っていました。










ところが、最近 ”世界一周旅行” を実行した方の話を聴いて海外について興味が湧いてきました。


その人の名は、シンガーソングライター・ タニザワトモフミさん




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ちなみにカメラやバイクといった幅広い趣味を持ち、マンガ分野にも造形が深いことで知られています。


毎年その年の注目マンガ作品を選ぶ【マンガ大賞】の選考委員を務め、自宅の壁一面がマンガで埋まっている生粋のマンガファンです。




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タニザワさんが世界一周の旅に出発したのは2012年9月、そして北中南米、南極、ヨーロッパ、北アフリカ、中東、インド、アジアと世界を一周した後、2013年9月25日帰国を果たします。


ギターを片手に現地の人々に触れ、交流する。


そんな経験が自分のこれまでの殻を破るいい経験になったと
Webラジオ『たっちレディオ』 でお話されていました。




【たっちレディオ】第182回 ミュージシャン タニザワトモフミの世界の回

【たっちレディオ】第183回 谷澤智史、世界を語るの回




『コロンビアで乗っていたバスがゲリラに襲撃された』『【イスラエル西岸地区の分離壁】の前で歌っていたら警備兵に銃を向けられた』 など、番組中で衝撃の体験談を語っていただいています。


どの話も面白く、大変興味深かったです!




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各地で歌っている動画を編集し、曲を入れた動画が公開されています。


美しい世界各地の景色と、タニザワさんにしか作れない歌が合わさって、心を鷲掴みにされること間違いなしです!


これは必見の価値アリ!!!





















1度きりの人生、たまには冒険してもいいんじゃない?















【タニザワトモフミ公式サイト】http://tanizawatomofumi.com/































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[ 2014/10/14 00:00 ] 動画 | TB(0) | CM(0)

【3月のライオン】 ”meets” 【BUMP OF CHIKEN】

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はじまりは、羽海野チカがBUMP OF CHICKEN が好きであり、BUMP OF CHICKEN のメンバーが
「3月のライオン」が好きだということからだった。

お互いがお互いをリスペクトしていて、お互いの作品を愛している。
じゃあ、何かしよう!!

いろいろ考えたけど、できることは羽海野チカはマンガを描くこと、BUMP OF CHICKEN は曲を書くこと。
これ以外ないことがわかった。

そして、このプロジェクトが始まった!!

お互いがお互いを、リスペクトしていて、愛している。
今考えると、それがすべてで、それ以上何もないような気もする。













来月末、大人気マンガ 『3月のライオン』 の最新10巻が発売されます。


何と今回こちらも大人気ロックバンド 『BUMP OF CHIKEN』 とのコラボレーションが発表されました!


詳しい内容は、コミックにBUMP OF CHIKENの新曲 『ファイター』 のCDが付属する特装版が発売されます。


一方、シングル『ファイター』にも海野先生が書き下ろした電子コミックが読めるシリアルナンバーが同封される予定です。










BUMP OF CHIKENと言えば、アニメの主題歌やゲーム音楽など、これまでもサブカルチャーとのコラボを続けてきました。


中でも印象に残っているのは、2013年に発表された 『ray』 という曲です。




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この曲でBUMP OF CHIKENは、ボーカロイド 『初音ミク』 とのコラボver.を制作しました。


BUMP OF CHIKENが他のアーティストを迎えて楽曲を制作したのは、後にも先にもこのただ一度きりとなっています。


PVが上がっているのでぜひ見ていただきたいです。





















他媒体でありながらお互いにリスペクトし合うクリエイター達。


どちらも日本の文化を背負って立っている者同士、交流があることをとても嬉しく思います。










■特設サイトURL:http://www.bumpofchicken.com/lion/


























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[ 2014/10/11 00:00 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

『今日は一日“歌う声優”三昧 ツヴァイ!』放送決定!

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日本が世界に誇るアニメ文化。こうしている今も日本の、世界の何処かでアニメ作品がファンを熱くさせています。その立役者こそ、卓越した技術と魅力的な個性でキャラクターに命を吹き込む声優たち。
 
声優の中には歌手活動を精力的に行う人が多くいます。そんな声優の楽曲を特集する「今日は一日“歌う声優”三昧」がおよそ2年ぶりに復活!
 
おなじみのナンバーから隠れた名曲まで、バラエティに富んだ歌の数々で、休日を子供から大人まで、幅広い世代に楽しんでいただきます。
 
アニメ主題歌はもちろん、演じるキャラクターになりきって歌うキャラクターソングから、自らのアーティスト活動としてのオリジナルソングまで、声優が歌う楽曲なら何でもOK! 曲や声優への思い、エピソードとともにリクエストをお寄せください。
 
そして、前回好評だった「声のプレゼント」を今回も企画中。ゲスト声優に言ってほしい元気がもらえるセリフも募集いたします。

公式サイト:http://www9.nhk.or.jp/zanmai/program/141103.html
(番組紹介より)












NHKFMラジオで不定期に放送されている 『今日は一日○○三昧』 シリーズ。


毎回1つのテーマを決め、その関連曲だけを一日中流し続けるという粋な番組です。


アニメ関連の回も複数回放送されており、今回は 『歌う声優』 をテーマにした2回目ということで、来月の3日(祝日)の放送が決定しました。


司会は前回と同じ、声優の井上喜久子さんとNHKアナウンサーの塩澤大輔さんが務める磐石の布陣です。




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ちなみに前回の放送では約12時間の放送中に、106曲 を流しました。


セットリストは以下の通りです。






106. 恋の天使舞い降りて / やまとなでしこ
105. Eternal Blaze / 水樹奈々
104. Love Destiny / 堀江由衣
103. Give A Reason / 林原めぐみ
102. 百万回のジュテームで / 謎こうもり(子安武人)
101. チャームポイントは泣きボクロ / 跡部景吾(諏訪部順一)
100. マジLOVE1000% / ST☆RISH(寺島拓篤、鈴村健一、谷山紀章、宮野真守、諏訪部順一、下野紘)
099. Non Stop Road / スフィア
098. Inside Identity / Black Raison d'etre
097. 奇跡の戦士エヴァンゲリオン / 地球防衛バンド(岩男潤子)
096. モノクローム / 戸松遥
095. 白金ディスコ / 阿良々木月火(井口裕香)
094. 清く正しいクリスマス / DoCo
093. クリスマス・ケロル / ケロロ聖歌隊(渡辺久美子、中田譲治、小桜エツ子、子安武人、草尾毅)
092. 聖夜 / FictionJunction YUUKA
091. Merry Christmas without You / frontier(May'n、中島愛、豊口めぐみ、田中理恵、福原香織、三宅健太、中村悠一、神谷浩史、遠藤綾)
090. 愛をとりもどせ / 松本梨香
089. デイドリームジェネレーション / 田中真弓
088. 生きてこそ / 松本梨香
087. Zone//Alone / 茅原実里
086. Forフルーツバスケット(スタジオLive) / 井上喜久子
085. ウェンデにゃんのクリスマス(スタジオLive) / 井上喜久子
084. 美しき狼たち / おぼたけし
083. 目を覚ませ、男なら / 椎名へきる
082. 突撃ラブハート(Live) / 林延年・桜井智
081. 侵略ノススメ(Altersquid) / イカ娘(金元寿子)
080. 永遠の親友(Acappella Version) / 田中理恵
079. 世界でいちばん頑張ってる君に / 天海春香(中村繪里子)
078. Lunar Maria / 小野大輔
077. 片恋艶花 / 進藤尚美
076. 本命盤 恨み舟 / 清川元夢
075. いぇす! ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪ / 七森中ごらく部(三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美)
074. ゆりゆららららゆるゆり大事件 / 桜ヶ丘健司(安元洋貴)
073. 心の旋律 / 白浜坂高校合唱部(高垣彩陽、瀬戸麻沙美、早見沙織、島?信長、花江夏樹)
072. 夢のありか ~realize your dream~ / 2Hearts
071. Don't You Get Lost In The Heaven / Black Velvet
070. dedicate / 奥村雪男(福山潤)
069. Defying Gravity / 高垣彩陽
068. Succesful Mission / 林原めぐみ
067. キグルミ惑星 / 高垣彩陽
066. 一度だけの魔法 / 松井菜桜子
065. Over The Future feat. The Children / ザ・チルドレン(平野綾、白石涼子、戸松遥)
064. 月とストーブ / 鈴村健一
063. プラリネ / 坂本真綾
062. The Real Folk Blues / 山寺宏一
061. 何かが空を飛んでくる / 豊崎愛生
060. まっすぐ行く / 高山みなみ
059. 雨やどり~大きな樹の下で / 岩田光央・関俊彦
058. ブックマーク ア・ヘッド / 宮藤芳佳(福圓美里)
057. ヨロシク仮面のテーマ / 井上和彦
056. 時を越えて / 古谷徹
055. Sanction / 池田秀一
054. スナフキンのうた / 西本裕行
053. ブラック魔王とケンケン / 大塚周夫
052. 口笛の気持ち / 孫悟飯(野沢雅子)
051. ロック'54 / 古川登志夫
050. Fragments / 平野綾
049. 髭のないサンタクロース / スラップスティック
048. 東京ルンバマンボ / 鳥海浩輔
047. 思い出フラグメント / 伊藤静
046. 心の氷河を越えて / 塩沢兼人
045. キミが光であるために / 黒子テツヤ(小野賢章)
044. 背番号のないエース / 三ツ矢雄二
043. ふり向くな君は美しい / イカロス、ニンフ、見月そはら、五月田根美香子、桜井智樹、守形英四郎(早見沙織、野水伊織、美名、高垣彩陽、保志 総一朗、鈴木達央)
042. 翼よ走れ!─キャプテン翼応援歌─ / キャプテン翼応援団【あねご他】(坂本千夏)
041. プレゼント / チョッパー(大谷育江)
040. サンタクロースはどこのひと / 大山のぶ代
039. Happy Happy Christmas / 國府田マリ子
038. Christmas Song To You / 笠原弘子
037. たんけんぼくのまち(チョーさんver.) /  長島雄一
036. ぼくはかいぞく / 中尾隆聖
035. リンリンシグナル / 鏡音リン・レン(下田麻美)
034. Silent Snow / 花澤香菜
033. Shining Tears / 保志総一朗
032. Thank You & Smile / 柿原徹也
031. liberty / 丹下桜
030. 約束はいらない / 坂本真綾
029. プラチナスノウ / 丹下桜
028. みどり先生のこもり唄 / 則巻みどり(皆口裕子)
027. 少年期 / 近藤隆
026. Unmei♪Wa♪Endless! / 放課後ティータイム(豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈)
025. プロローグは明日色 / ミルキィホームズ(三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ)
024. Loveさりげなく / 太田貴子
023. 放課後オーバーフロウ / ランカ・リー(中島愛)
022. Go My Way!! / 765+876Pro All Stars(中村繪里子、長谷川明子、今井麻美、仁後真耶子、浅倉杏美、平田宏美、下田麻美、釘宮理恵、たかはし智秋、原由実、沼倉愛美、若林直美、戸松遥、花澤香菜、三瓶由布子)
021. 雪降る街のCeremony / ベルナール(平川大輔)
020. Xmas to you / 宮野真守
019. Silhouette~君に贈る夜~ / 速水奨
018. クリスマス・イブ / 草尾毅・林延年
017. めざせモスクワ / バオバブシンガーズ
016. いつか夢のように / The Ripple
015. Memory Of Snow / fripSide
014. 太陽のシンパシー / KAmiYU
013. Infinite Love / GRANRODEO
012. Raise / 小倉唯
011. Innocent Starter / 水樹奈々
010. 恋せよ女の子 / 田村ゆかり
009. ウェィカッ!! / ゆいかおり
008. 再生-rebuild- / 緒方恵美
007. 御旗のもとに / 巴里華撃団(日髙のりこ、島津冴子、小桜エツ子、井上喜久子、鷹森淑乃)
006. Dream Of You / 堀江美都子
005. 君の青春は輝いているか / ささきいさお
004. ほえろ!ボイスラッガー / 中川亜紀子&池澤春菜&草尾毅&関智一
003. ラブコレクション / 水島裕
002. 太陽曰く燃えよカオス / 後ろから這いより隊G(阿澄佳奈、松来未祐、大坪由佳)
001. レッツゴーサザエさん / 加藤みどり












近年は声優業と歌手を兼業で行っている人も増えていますし、アニメの主題歌やキャラソンなど声優専門の人も歌を歌う機会が多々あります。


【アニソン】の最先端を知ることが出来る今回の放送だと思います。


当日は仕事も休みにしたので、ラジオの前で一日過ごそうと思います。


ちなみにNHKラジオはネットやスマホアプリからも聴くことができるので、普段ラジオを効かない方も気軽に参加していただければと思います。







11月3日は『今日は一日“歌う声優”三昧 ツヴァイ!』
                 をみんなで聴こう~~~!!!



















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[ 2014/10/09 11:59 ] アニソン | TB(0) | CM(0)

ARIA  ――― 水の惑星アクアを舞台に綴られた空と海と風と癒しの物語。

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ARIA(BLADE COMICS)
著者:天野 こずえ
発売元:マッグガーデン
巻数:全12巻











【注目キャラクター】



「はじめましてを言う時ってキュンってなりますよね。

 人と人が出会うのは素敵な奇跡。

 だからその瞬間を宝物にして、
          とっておきたくなっちゃうんですね。」

   

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水無 灯里
ウンディーネに憧れて水の星AQUA(アクア)へとやってきた。
「はひーっ」、「ほへ」、「はわわわわ」、「摩訶不思議」といった言葉が口癖。ARIAカンパニーの3階(屋根裏部屋)に下宿し、アリアとはいつも一緒に行動している。
夢見がちで素直な女の子で、感激した時などに思わず言ってしまうセリフは大抵藍華から「恥ずかしいセリフ禁止!」とつっこまれてしまう。ちなみにそう突っ込まれると大概はデフォルメ顔で「えぇー…」と言う。また好奇心旺盛な性格で素敵な物事にすぐ飛び付き、藍華やアリス達を呆れさせる事も。ゴンドラの操船練習の最中にすぐに他の事に目移りしてしまうという、集中力の散漫ぶりを度々藍華に注意されている。












【レビュー】





  「貴方が火星(アクア)に来てくれたから私の世界は一変した。

   あたりまえだった日常が 世界の表情が素敵に輝いていった。

   貴方に出会えて本当によかった。
 
   ――― ありがとう。私の”遙かなる蒼(アクアマリン)”。」

   




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西暦2300年代の未来、火星はテラフォーミングされ水の惑星となり、アクアと呼ばれていた。

アクアに築かれた入植地の一つ、ネオ・ヴェネツィアは地球のヴェネツィアの風習や街並みを再現した観光都市である。ヴェネツィアはすでに水に沈んでおり、多くの建築物がネオ・ヴェネツィアに移設されていた。また、日本人の入植地が近接していたことにより、日本文化の影響もみられる。

ネオ・ヴェネツィアでは地球のヴェネツィアと異なり、ゴンドラ漕ぎによる観光案内を女性が担っていた。この職業はウンディーネと呼ばれ、観光産業で重要な役割を持っている。

本作品では、一人前のウンディーネを目指す少女から見たネオ・ヴェネツィアの日々の情景が描かれている。
(作品紹介より)












■”未来系ヒーリングコミック”




私のオタク感を180度変えた思い出深い作品です。


私はそれまでアニメやマンガに求めていたものは、”非現実(ファンタジー)” でした。


世界を救うための戦いやいろんな国々を巡る冒険、剣と魔法の異世界・・・・etc.


現実では体験することのできないドキドキワクワクを求めて、私をアニメやマンガを見ていました。










しかし、本作品が私に教えてくれたことは ”何気ない日常の大切さ” です。


舞台が【AQUA】というテラフォーミングされた火星という設定でありますが、描かれている本質は日々の平凡な日常です。


そこでは時間がゆっくり流れていて、退屈なはずの日常が ”癒し” に変わる衝撃を感じました。


これは決して”非現実(ファンタジー)”ではなく、自分が今いる現実世界でも見る角度を変えれば、ARIAと同じような世界が広がる可能性を示してくれました。










後年、『けいおん!』『らき☆すた』 などの 【日常系】 が業界を席巻することになります。




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そのブームが受け入れられた土台として、『あずまんが大王』 などと共に本作品の影響は計り知れず、私もそれによって人生を決定づけられたオタクの1人だということを幸せに思っています。















■”日常系”との大いなる違い




上記で【日常系】という作品のカテゴリーについて言及しました。


巷では本作もまた、このジャンルに含まれるという意見が多いと思いますが、私はそれを真っ向から否定します。










【日常系】の定義を調べてみると、『劇的なストーリー展開を極力排除した、登場人物達が送るゆったりとした日常を淡々と描写するもの』 となっています。


端的に言ってしまうと、『物語性の排除』 という一言に尽きます。


これはどういうことかというと、同じキャラクターが同じような毎日を同じように過ごし、そこにキャタクター達の成長を描かないということです。


よく『うる星やつら』の劇場版 『ビューティフル・ドリーマー』 がこの手の話ではよく引き合いに出されますが、あの ”永遠に続く学園祭前日” こそが、【日常系】の本質であると考えます。




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その点、『ARIA』はまったく違ったストーリー展開が見られます。


主人公・灯里は、ゴンドラを用いた観光案内職である 【プリマ・ウンディーネ】 を目指し、仲間と共に日々トレーニングを積んでいます。


最初は 【ペア(見習い)】 から始まり、作中で 【シングル(半人前)】 に昇格、最終巻では見事【プリマ・ウンディーネ】への試験に合格し、独り立ちを果たします。


その間新しい出会いがあり、またその反対に別れもあり、様々な経験を積んでいく中で人間的にも技術的にも成長していきます。


このように本作は、最初から 明確な目標(ゴール)が設定されており、その過程(ストーリー)を描いた厳然とした物語 なのです。


そのため、作中のセリフの数々は厳しい現実社会で生きる我々の糧として勇気をくれる、力強い言葉に溢れています。


たぶん私が本作に惹かれた最大の魅力も、そこら辺にあるのではないかと感じています。











「一緒に歩いている時は
 みんな同じ道を歩いているように感じます。

 だけど 本当は違う。

 みんな それぞれ違う自分だけの道を歩んでいるんです。

 その道は始まりも違えば終わりも違う
 けっして同じではない自分だけのそれぞれの道―――。

 でも私は その道を 立ち止まることなく歩き続けてきたから
 みんなに出逢うことができました。

 だから私 もう立ち止まりません。

 この道の続きに待ってる
 みんなの素敵な未来に出会いたいから―――。」




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■ヴェネツィアが大好きになる




作品の舞台となっている 【ネオ・ヴェネツィア】 は、地球のヴェネツィアを火星に人工的に再現した街という設定になっており、忠実に再現されています。




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読めば読むほど、ヴェネツィアの伝統やイベントの素敵さを目の前に体験しているかのように感じてしまいます。










【”世界一美しい広場”サン・マルコ広場】





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【アクア・アルタ】




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【カフェ・フロリアン】





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【サン・ミケーネ島】





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【謝肉祭】





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一度も海外に行ったことがない私ですが、海外に行く機会があるならヴェネツィアはハズせないなと思ってしまいます。


海外に【聖地巡礼】っていうのも、豪華でいい感じですね。















 















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[ 2014/10/06 00:53 ] マンガ | TB(0) | CM(0)

仙台駅前にてイラスト展『COMIC ILLUSTREET』開催中

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仙台駅前の商業施設EBeanS1階にて、
先月よりイラスト展 『COMIC ILLUSTREET』 が開催中です。


近くの専門学校ヒューマンアカデミー仙台校の生徒達の作品が展示してあるそうで、たまたま立ち寄ったときに鑑賞したのですがどれも力作揃いです。










IMG00460.jpg





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IMG00464.jpg






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プロイラストレーターの作品のほうが完成度はもちろん高いのですが、こういったアマチュアの作品も独自の魅力に溢れていて個人的に好みでもあります。


アマの作品は作者の背景や信条などの ”想い” をより感じられますし、一枚に掛ける意気込みのスゴさがあります。


ビジネスではないからこそ描けるものがあり、そこに惹かれてしまう私がいるのだと思います。










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[ 2014/10/02 21:42 ] オタク的日常 | TB(0) | CM(0)
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昭和生まれの東北人。

アニメ、漫画、ライトノベル、アニソンが大好物。

このブログでは、私が出会った2次元作品についてのひとり語りをココ、”秘密基地<セーフハウス>”からこっそり更新しています。

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